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【ボクシング】リーゼントボクサー和氣が復活TKO勝ち、36歳大竹もTKO勝利しOPBF初防衛

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2017/07/19(水)UP

和氣(右)は約1年ぶりの再起戦でTKO勝利

「GOLDEN CHILD BOXING Vol.120/DANGAN 188」
2017年7月19日(水)東京・後楽園ホール

▼第5試合 スーパーバンタム級 3分8R
〇和氣慎吾(FLARE山上)
TKO 5R 2分31秒 ※セコンドからのタオル投入
●瀬藤幹人(協栄ジム/元日本スーパーバンタム級暫定王者)

 リーゼントがトレードマークの和氣は、2016年7月のIBF世界スーパーバンタム級王者決定戦のジョナタン・グスマン戦でTKO負けを喫し、眼窩底骨折、鼻の骨折、肋骨骨折の重傷で入院。今回が約1年ぶりの再起戦となった。

 対する瀬藤も1年1カ月ぶりの再起戦でこれが51戦目というベテランボクサー。

 1R、和氣はスピードのあるジャブを放ち、瀬藤が潜り込んでくるところに左フックをクリーンヒット。これで瀬藤の足がもつれる。その後も左フックを何度もヒットさせ、そのたびに瀬藤は足元がふらつく。

 2R、突っ込むようにして右を放つ瀬藤だが、和氣は軽快なフットワークでかわす。左アッパーが直撃し、フラつく瀬藤。和氣は右ストレート、左右ボディブローを叩き込んで圧倒するが、瀬藤も反撃の手を出す。

 3R、和氣の左ストレートでダウン寸前となる瀬藤だが、すぐに持ち直して接近戦を仕掛ける。離れると和氣のスピードのあるパンチをもらう瀬藤。

 4R、瀬藤はたびたびノーガードになって和氣を誘い、右のカウンターを狙うが和氣はかわしていく。打たれても打たれても前に出て攻めようとする瀬藤。

 5R、和氣は左ストレートを直撃させると、一気にパンチをまとめ打ち。左アッパー、左フックが瀬藤を襲う。それでも瀬藤は右ストレートを出して前に出る。しかし、再び和氣の左を被弾すると動きが止まり、和氣がラッシュを仕掛けたところで瀬藤のコーナーからタオルが投入された。

 満員の観客からの声援にガッツポーズで応えた和氣は「正直、本当に不安で今日という日を迎えるのが怖かったです。でも結果を残せてよかったです。環境が変わって(ジム移籍)やるのはいいことではありますが、不安になることもたくさんあったので、こうして勝てたことが嬉しいです」と、喜びを爆発させる。

 そして「今、現時点で自分は世界ランキングにも日本ランキングにも入っていないので今すぐ世界チャンピオンとやりたいというのは立場が違う。でも世界チャンピオンになる予定です。一歩ずつ、いずれ絶対に勝って世界チャンピオンになります。でも今は小國選手に挑戦したいと言える身分じゃないし、ファンも納得しないと思います。いつか小國選手と出来るようにもっとレベルアップして頑張ります」と、実績を積み上げてIBF世界スーパーバンタム級王者・小國以載(角海老宝石)に挑戦したいと語った。

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