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【ボクシング】田口、ボディを効かせTKO勝ちでV6「年末は田中君と勝負出来たら」

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2017/07/23(日)UP

田口(右)は9Rにこの右アッパーでバレラの顎を上げ、立て続けに右ストレートでぐらつかせると、審判が試合を止めV6を飾った。

ワタナベボクシングジム
「THE WORLD DOUBLE TITLE MATCH」
2017年7月23日(日)東京・大田区総合体育館

▼WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 12R
田口良一(30=ワタナベ/WBA世界ライトフライ級王者)
TKO 9R24秒 ※右ストレートからの連打
●ロベルト・バレラ(24=コロンビア)

 WBA世界ライトフライ級王座6度目の防衛戦に臨む王者・田口良一(ワタナベ)は29戦25勝11KO2敗2分。一方、挑戦者で同級1位のロベルト・バレラ(コロンビア)は19戦18勝(12KO)1敗と高い勝率。唯一の1敗も一昨年の10月に1−2と接戦だっただけに、最強の挑戦者とも言われる。田口に対しては「4RKOを目指す」と宣言。

 1Rからバレラが積極的に前に出て手数を出していくが終盤に田口の左ボディがバレラのレバーにクリーンヒットし動きが止まり、バレラは防戦一方となるがゴングに救われる。

田口はボディを効かせ、バレラの動きが度々止まった。

 しかし、3R 打ち合いの中、伸びのあるバレラのパンチで田口は鼻から出血。バレラのパンチが確実に田口を捉える。後半、田口は間合いを詰めボディ連打し反撃に出る。

 バレラが宣言した4Rは田口のボディの連打でバレラの動きが止まる。田口のフックもヒット。終盤バレラはクリンチで逃げる。完全に田口のペースに。

 6Rも終盤に田口のボディで防戦一方で動きが止まるバレラ。クリンチして耐えゴングに救われる。

 8R、細かい左右のショートフックから左ボディで動きが止まるバレラ、コーナーに詰められても粘って立ち続けるが、ボディのダメージからか、立っているのがやっとの状態。

 9R、序盤から前に出て田口が連打で顔に被弾し防戦一方のバレラ。田口の右アッパーで顎が上がり、立て続けに右ストレートでぐらつく。更に連打に行ったところでレフリーがストップ。TKOで6度目の防衛成功した。

 試合後、田口はインタビューで「ここ2戦判定だったので、ホッとしてます。前回が不甲斐ない試合だったので払拭したいという意味でも1Rから行きました。1Rにボディ効いたなと感じたので、相手もここから復活して来ると思ってたんですが、やってきたこと信じてボディ入れてKO できたのは本当に嬉しいです」と喜びを語った。

リングに上がった田中(左)と田口(右)

 また、年内の田中恒成(22=WBO世界ライトフライ級王者/畑中)との統一戦が大きく前進したことについて田口は「田中君も前々からやりたいと言ってたんで、自分も強い相手とやりたいと思ってたんで願っても無いことです。田中君も9月に防衛戦、確実に勝ってくれると思うので、それで年末にでも是非勝負出来たらと思います」と話すと会場内からは大きな歓声が沸き起こった。

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田口良一、勝てば次はWBO王者・田中恒成との統一戦へ

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