【ISM】異種格闘技戦トーナメントは柔術家が優勝
コーラルゼット株式会社
「INOKI ISM」
2017年7月24日(月)東京・後楽園ホール
▼セミファイナル 異種格闘技戦トーナメント決勝戦 5分2R延長1R
○ヂエゴ安楽(ブラジル/グレイシーバッハ姫路/ブラジリアン柔術アジア選手権優勝)
一本 延長R 2分15秒 ※V1アームロック
●ピーターソン・シャカル(ブラジル/T.B.NATION)
1回戦でシャカルと同じキックボクサーのハヤシに一本勝ちした安楽と、ヘビー級の打撃で安藤をTKOに下したシャカルの決勝戦。2人が並ぶとかなりの体格差がある。(安楽171cm、シャカル185cm)
1R、安楽がテイクダウンしようと近づくとシャカルがパンチをまとめる。そのため安楽はなかなか近づけない。ラウンド終盤、組み付く事に成功した安楽だが、逆にシャカルが柔術着の奥襟を掴みながら覆いかぶさるようにテイクダウン。シャカルは体重差を生かして、どっしりと上に乗りパウンドを落とし続けた。
2R、なんと安楽がフックでシャカルをダウンさせる。このチャンスに安楽がマウントを奪うがパワーで返されてしまう。この攻防をきっかけにシャカルがテイクダウンを警戒して打撃を出さなくなる。ラウンド中盤、安楽がテイクダウンに成功。流れるようにパスガードをしてマウントを取る。腕ひしぎ十字固めを警戒させつつパウンドを落とし続けて試合終了のゴング。判定はドローとなり延長Rへ。
早々とテイクダウンし、マウントを取った安楽。パウンドを嫌がったシャカルが左腕を上げた瞬間、安楽がアームロックを極めた。
体格の小さい安楽が柔術技を駆使して見事優勝。賞金50万円を手にした。
▼第3試合 異種格闘技戦トーナメント1回戦 5分2R延長1R
○ピーターソン・シャカル(ブラジル/T.B.NATION)
TKO 1R 1分55秒 ※パウンド連打
●安藤雅生(暗愚羅)
シャカルは14歳からキックを始めた打撃のエキスパートで、レスリングとボクシングの経験もある。
対する安藤は総合格闘家からプロレスラーに転身したスープレックスのスペシャリスト。アマチュア時代には修斗などで活躍した強豪・三島☆ド根性ノ助と接戦を繰り広げた。
1R、タックルを仕掛ける安藤をパンチで迎撃するシャカル。接近戦でシャカルの左フックがヒットし安藤がダウン。パウンドを打ち降ろすシャカル。なんとか立ち上がった安藤だが再度、左フックでダウン。
今度はすぐに立ち上がった安藤だがシャカルの打ち降ろしの右ストレートで仰向けにダウン。シャカルが強烈なパウンドを打ち続けてレフェリーが試合を止めた。シャカルが自慢の打撃を見せ付けて決勝進出。
▼第2試合 異種格闘技戦トーナメント1回戦 5分2R延長1R
○ヂエゴ安楽(ブラジル/グレイシーバッハ姫路/ブラジリアン柔術アジア選手権優勝)
一本 1R 59秒 ※腕ひしぎ十字固め
●ノブ ハヤシ(ドージョーチャクリキ/99年K-1 JAPAN GPファイナリスト)
白血病から奇跡の復活を果たしたハヤシと柔術家・安楽の異種格闘技戦。ハヤシはキックパンツにボクシンググローブ、安楽は柔術着にオープンフィンガーグローブと異種格闘技戦ならではの出で立ち。
試合開始早々、安楽が両足タックルでテイクダウン。ハヤシは寝技に対処できず安楽に早くもマウントポジションを取られる。そこから安楽はパウンドを打ち続け、ハヤシが嫌がって右腕を上げたと同時に腕ひしぎ十字固めを極めた。柔術家のセオリー通りとも言える勝ち方で、安楽が決勝進出。
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