【英雄伝説】ゲーオがK-1王座陥落から復活のTKO勝利
▼アジアチャンピオンシップ 60kgトーナメント準決勝 3分3R
○竜暉(=りゅうき/RKS顕修塾)
判定3-0
●リー・イェンリン(中国)
竜暉は14勝(6KO・TKO)1分と無敗の戦績を誇る21歳で、MA日本キックボクシングのトップランカーとして活躍。昨年6月には、KrushやK-1で活躍する島野浩太朗を破っている(当時のリングネームはRyuki)。対するイェンリンは23勝(6KO・TKO)1敗の戦績を持つ20歳の選手だ。
1R、イェンリンがローから間合いを詰めて左右フックを振るう。サウスポーに構える竜暉はリングを回りながら左右ローと前蹴りを飛ばす。
2R、イェンリンが積極的に前に出始め、バックハンドブローで竜暉の顔面をとらえる。しかし、徐々にイェンリンは竜暉のローを嫌がるようになり、ダメージがある様子。
3R、竜暉はリングを回りながら左右ローとパンチのコンビネーションで攻め、時折、左ハイキックで強襲。パンチで巻き返しを図ろうとするイェンリンに最後までヒットを許さず、竜暉が判定勝ちで決勝戦へと駒を進めることとなった。
▼アジアチャンピオンシップ 64kgトーナメント準決勝
〇ヤン・ハオドン(中国)
判定3-0
●石田勝希(RKS顕修塾/MA日本スーパーライト級王者)
石田は2009年K-1甲子園第3位に輝き、昨年10月にはMA日本スーパーライト級王座を獲得した実力者。今年2月のKrush初陣では、林健太に初回KO勝ちを収めている。対するハオドンは22勝(6KO・TKO)2敗の戦績を持つ21歳の新鋭だ。
1R、石田はパンチからミドルやローにつなげる攻めで積極的に仕掛ける。ハオドンは間合いを潰してパンチとヒザ蹴りで応戦。終了間際には足を止めて両者が打ち合う場面も。
2R、パワーと手数で押し込み始めるハオドンに、石田は左のボディ、アッパー、フックを的確に当てる。互いのパンチが交錯するスリリングな展開となるが。クリーンヒットは石田の印象。
3R、少し疲れの色が見える石田に対し、ハオドンは右ストレートを連続ヒット。さらに飛びヒザ蹴り、バックハンドブローで畳み掛ける。終盤には再び両者が足を止めて打ち合いとなり、会場は大きく沸いた。
白熱の攻防となったが、最終Rに追い上げたハオドンが判定をモノにした。
▼アジアチャンピオンシップ 72kg級トーナメント準決勝
〇フ・ウェンドン(中国/英雄伝説72kg全アジア王者)
延長判定3-0
●Tomo(天下一道場沖縄/TENKAICHIキックボクシング・ミドル級王座)
※本戦判定0-0
Tomoは今年3月にTENKAICHIキックボクシング・ミドル級王座を獲得した35歳。対するウェンドンは昨年、英雄伝説の72kg全アジア王者に輝いた20歳の新星だ。
1R、序盤にTomoはローブローを受けて試合中断。再開後、長身からパンチを振り落とすTomoに対し、ウェンドンがガードを固めながら左のインローを蹴り、接近戦ではヒザ蹴りも突き刺す。
2R、長いリーチを活かすTomoは、遠目の距離から左ジャブから右ストレートを顔面とボディに打ち分ける。しかし、2度目のローブローを受けて、休憩が取られる。
再開されると、距離を取ろうとするウェンドンをTomoが追いかけ、パンチでロープを背負わせる場面が増える。ウェンドンもガードを固めて凌ぎ、回し蹴りや一気に踏み込んでのインローで強襲。
3R、ウェンドンがローを連続でヒットさせると、Tomoの体が横へ流れるように。Tomoはパンチで前に出るが空振りが多くなり、逆にウェンドンの強烈なインローを被弾する。前に出てこないウェンドンに、Tomoは来い来いとアピールするが、両者とも決定打が無いまま終了を迎えた。
しかし、本戦で決着がつかず勝負は延長戦に。パンチで前に出て手数を見せるTomoに対し、ガードを固めながら懐に潜り込んで左右フックやアッパーを的確にヒットさせたウェンドンが判定をモノにした。
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