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【UFC】無敗男オルテガが激闘男スワンソンをチョーク葬

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2017/12/09(土)UP

チョークを極めるオルテガ

Ultimate Fighting Championship
「UFC FIGHT NIGHT:ORTEGA vs SWANSON」
2017年12月9日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州フレズノ セーブ・マート・センター

▼メインイベント フェザー級 5分3R
○ブライアン・オルテガ(26=アメリカ/同級6位)
一本 2R 3分22秒 ※ギロチンチョーク
●カブ・スワンソン(34=アメリカ/同級4位)

 スワンソンはアグレッシブなファイトスタイルを持ち味とするUFCフェザー級屈指のハードパンチャー。2004年7月のプロデビューから25勝7敗の戦績を収め、このうちKO・TKO勝ちが11回、一本勝ちは4回。昨年12月にはチェ・ドゥホと壮絶な殴り合いを繰り広げた末に判定勝ちを収め、この試合は公式サイトで同年のベストバウトに選出された。

 対するオルテガは柔術をバックボーンに持ち、戦績は2010年4月のプロデビューから12勝1ノーコンテストと無敗を誇る。このうち一本勝ちは7回、KO・TKO勝ちは2回。UFCには2014年7月から参戦しており、今回対戦するスワンソンは過去最強の相手だ。

 1R、互いにフェイントを入れながらのローとジャブで様子を見る展開が続く中、まずはスワンソンがワンツーで仕掛け、オルテガもすぐさまパンチ連打をまとめて返す。徐々に手数が増す両者。スワンソンはスイッチを多用しながら左右ローを蹴り、一気に踏み込んでボディと顔面に強烈なフックを振るう。

懸命にチョークを外そうとするスワンソン(上)

 スワンソンの鋭いパンチのコンビネーションが目立つが、オルテガも顔面へのクリーンヒットを許さず、落ち着いて左ジャブを突く。すると終盤、左ボディを入れたスワンソンをオルテガは上から抱き込みながらチョークに捕らえ、一気に下に引き込み絞め上げる。スワンソンは目を見開き苦しそうな表情になるが、ここはラウンド終了のホーンに救われる。

 2R、スワンソンのフックやアッパーが徐々にオルテガの顔面を捕らえ始める。それでもオルテガはジャブを突きながら間合いを詰め、スワンソンをケージに押し込む。ここから片足を取ってテイクダウンを狙ったオルテガだが、いったん組み直すと再びチョークの体勢に。オルテガはスワンソンに飛びついて首を絞め上げる。スワンソンは懸命に振り落とそうとするが、最後はタップした。

 オルテガが過去最強の相手から一本を奪い、無傷の13勝目をマーク。スワンソンの連勝は4で途絶えることとなった。


モラエス(左)の左ハイが顔面に直撃したスターリン(右)は失神し頭からマットに倒れた

▼バンタム級 5分3R
○マルロン・モラエス(ブラジル/同級7位)
KO 1R 1分07秒
●アルジャメイン・スターリング(アメリカ/同級8位)

 モラエスはアメリカのメジャー団体「WSOF」(現在はPFL=Professional Fighters Leagueに買収)で、バンタム級王座を5度防衛した実績を持つ。今年1月に同王座を自ら返上してフリーエージェントとなり、4月にUFCと契約。6月に迎えたデビュー戦ではハファエル・アスンソンに判定1-2の接戦で敗れ、今回が再起戦となる。 

 対するスターリンは2014年2月のUFC初参戦から6勝2敗の好戦績を収める実力者。今年7月には元UFCバンタム級王者ヘナン・バラオンに判定勝ちを収め、現在2連勝中だ。

 1R、構えをスイッチしながら蹴りを飛ばすスターリンに対し、モラエスは左ストレート入れて一気に踏み込み右アッパーから左フック。これでダウンしたスターリンがは亀の状態に。モラエスが追撃の鉄槌を落とす。スターリンはすぐにガードポジションの体勢を取り、パンチを落としてきたモラエスを三角絞めに捕らえる。

 モラエスは絡みつく足をほどいて離れると、スターリンもゆっくりと立ち上がり両者は再びスタンドに。だが次の瞬間、両者が構え直したところでモラエスが左ハイ一閃。スターリンは頭からマットに倒れて失神した。モラエスが衝撃的な秒殺KO劇でUFC初勝利を上げた。

Photos by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

<その他のメインカード試合結果>

▼フェザー級 5分3R
○ガブリエル・ベニテス(メキシコ)
判定3-0 ※30-26、29-27、30-26
●ジェイソン・ナイト(アメリカ/同級15位)

▼ライト級 5分3R
○スコット・ホルツマン(アメリカ)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-27
●ダレル・ホーチャー(アメリカ)

▼ミドル級 5分3R
○エリク・アンダース(アメリカ)
判定3-0 ※30-25、30-26、29-28
●マルクス・ペレス(ブラジル)

▼バンタム級 5分3R
○ベニート・ロペス(アメリカ)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-27
●アルバート・モラレス(アメリカ)

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・昨年のベストバウトに選出された「スワンソンvsドゥホ」の壮絶殴り合い

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