【ボクシング】天海ツナミが二階級制覇、無敗の箕輪からTKO勝利
3月8日(木)、後楽園ホールにおいてWBO女子ライトフライ級王座決定戦が行われ、元WBA女子スーパーフライ級王者の天海ツナミ(てんかい・つなみ/33=アルファ)がOPBF東洋太平洋フライ級王者のチャオズ箕輪(30=ワタナベ)にTKO勝利し新王座についた。天海は5年8ヶ月ぶりに世界王座に返り咲き。プロ戦績37戦25勝(14KO)12敗とした。
対戦相手の箕輪はアマチュアボクシングで全日本7連覇し、プロ転向後は5戦5勝(4KO)無敗と勢いがある。
1Rから箕輪は積極的に前に出て圧力をかけジャブを当てていく。3Rにはコーナーに追い込み連打を放つ箕輪。しかし、天海は箕輪の動きが読めて来たのかノーガードでパンチをことごとくかわし、打ち終わりにパンチをヒットさせていくベテランらしさを見せる。
5Rには箕輪のジャブや右アッパーで天海の顎が跳ね上がるシーンもあったが、天海の被弾は少なくなり、箕輪の被弾が増えていく。以降も箕輪にパンチを当てさせず、被弾が続く箕輪の顔が徐々に赤く染まっていく。8Rには箕輪が失速し始め、終盤には天海の左フックがクリーンヒットしたところでゴング。コーナーに戻った箕輪側が棄権したため天海がTKO勝利。世界二階級制覇を達成した。
試合後のインタビューで天海は勢いのある箕輪について「プロの場数は自分の方が上、それに自信を持って負けないぞという気持ちで戦った」と語った。プロ初黒星を喫した箕輪は控え室でインタビューに答え「序盤は良かったが、かなりパンチをもらってしまった。(陣営が)これ以上試合をさせるのは危険と考えた上での判断」と腫れた顔で悔しそうに棄権の理由を語った。
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