【ボクシング】42歳、江畑佳代子が初防衛成功「お局様に君臨する」
3月8日(木)、後楽園ホールにおいてWBO女子ミニフライ級タイトルマッチが行われ、王者・江畑佳代子(42=ワタナベ)が元IBF女子世界ミニマム級王者のパク・ジヒョン(32=韓国)に2-0判定勝利し初防衛を果たした。
試合はパクがボディを中心に上下に力強いパンチを打ち分け、江畑は足を使ってパクの攻撃をかわしながら反撃をするという展開。
3R、足を使い距離をとる江畑だったが、何度も素早くステップインしてパクの顔やボディにパンチをまとめヒットさせる。ここで差をつけたかと思いきや、終盤パクのボディの連打、そして右フックが江畑にヒットし互角の展開に。しかし4Rにはパクが圧力をかけて前に出たところで江畑が左右のフック二連打をクリーンヒットさせる。細かいテクニックでは江畑が上か。
以降もボディを攻めていくパク。江畑はパクの執拗なボディ攻撃にクリンチで逃れることもあったが、打ち合いの中で江畑は細かくボディから顔へパンチを打ち分け、うまくヒットさせて優勢に試合を進める。ラスト10R目は果敢に攻めてくるパクと足を止めての打ち合いとなった。判定はジャッジ1人は95-95で引き分けに、残り二人は96−94、97−93と江畑優勢とし、2-0で江畑が接戦を制し初防衛に成功した。
江畑は勝利者インタビューで「仕事が忙しくて、両立(仕事とボクシング)は無理かな、と思っていたんですけど、そこにいる後輩たちが私の真似をして頑張ってる姿を見たら、やっぱりもう一回やりたくなりました」と仕事の忙しさから一時は引退も考えたようだが、続けることを選んだと言い、「もう少しだけ続けさせてください。お願いします」と客席の母親に頭を下げた。
また「ワタナベ(ジム)女子のお局様としてこれからも君臨させて頂きたいと思います」とも語った。現在42歳2ヶ月が過ぎたが、引退はもう少し先のようだ。
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