【ボクシング】日中対抗戦で大敗でも日本がポジティブな理由
4月6日(金)、中国の上海市普陀体育館で、シリーズ3回目にして中国国内初となる『ボクシング日中対抗戦』が行われ、日本は1勝6敗と大きく負け越す結果となった。しかし、日本のボクシング関係者は、中国ボクサーたちの成長にポジティブな印象を持っているようだ。
中国では2012年から本格的なプロボクシング文化が芽生え、それまで二桁しかなかったプロボクサー数がすでに600を超えている。この中で昨年、国内の中国系企業が「国交正常化45周年を記念して日中対抗戦をスポンサードできないか」と、プロボクシングイベント会社『DANGAN』に相談したのが、当シリーズ開幕のきっかけだった。現在、このイベントでは中国側がトップクラスを集結させる一方で、日本側は若手や中堅クラスを軸にしている。
最も盛りあがる興行は、どちらが勝ち越すか最後まで読めないデッドヒートであり、最もクールダウンしてしまうのは片方が勝ちすぎてしまう一方的展開だ。言わずもがな今回は後者であり、前半戦では観客が熱心に声援を送っていたが、4連勝で中国の勝ち越しが決まった以降は、観客はだいぶ満足してしまった様子だった。
【日中対抗戦結果】
ミニマム級4回戦
○リ・シアン(中国)
判定3-0
39-37,39-37,39-37
×岡田 真虎(JBS)
Sフライ級6回戦
○ウラン・トロハツ(中国)
2R 1分 43秒 KO
×かねこたけし(REBOOT)
WBA東アジア・ウェルター級
タイトルマッチ10回戦
○ヤン・シンシン(中国)
判定3-0
99-91,98-92,98-9
×川崎 真琴(RK蒲田)
Sバンタム級4回戦
○ワン・ヤンヤン(中国)
判定2-0
39-37,39-37,38-38
×尾崎 誠哉(K&W)
WBAアジア・フェザー級
タイトルマッチ10回戦
○シエン・ウェイ チェン(中国)
判定3-0
96-94,97-93,96-94
×山口 卓也(JBS)
フェザー級8回戦
×リン チュンレイ(中国)
判定0-3
75-77,75-77,74-78
○若林 駿(K&W)
ライト級6回戦
○Wuhazi Ta La Pu Tan(中国)
6R 1分 58秒 TKO
×五十嵐 康次(UNITED)
●編集部オススメ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!