【UFC】岡見勇信が約5年ぶりに世界最高峰で勝利飾る
Ultimate Fighting Championship
「UFC Fight Night Glendale:Poirier vs. Gaethje」
2018年4月14日(土・現地時間)アメリカ・アリゾナ州グレンデール ヒラ・リバー・アリーナ
Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images
▼ウェルター級 5分3R
○岡見勇信(36=和術慧舟會東京道場)
判定3-0 ※三者とも30-26
●ディエゴ・リマ(29=ブラジル/元Titan FCウェルター級王者)
岡見は2006年8月にUFC初参戦を果たし、2011年8月には日本人として初めて同団体でタイトルマッチを経験。2013年9月の試合後にリリース(契約解除)されるまで約7年間、UFCのミドル級戦線で活躍し、MMA(総合格闘技)のメジャーリーガーと呼ばれた。
UFCを離れた後は国内外で試合を重ねていたが、昨年9月のUFC日本大会で、直前に負傷欠場したマウリシオ・ショーグンに代わって急遽参戦が決定。4年ぶりにUFC復帰を果たすことになった。だが、その復帰戦は本来の階級を上回るライトヘビー級で、しかも相手は同階級の強豪オヴィンス・サンプルー。厳しい状況で試合に臨んだ岡見はサンプルーに1R1分50秒で一本負けした。今回はウェルター級に階級を下げての再起戦となる。
対戦相手のリマは岡見と同じく、UFCでリリースと再契約を経験しているファイターだ。2015年に1勝3敗の成績でUFCからリリースされるが、2016年7月にTitan FCでウェルター級王座を獲得すると、昨年初旬から世界各国の団体王者が集うUFC契約争奪トーナメントに参戦。同年7月の決勝戦まで勝ち進み、そこでジェシー・テイラーに一本負けするものの、UFCとの再契約を掴んだ。
1R、序盤から前に出てプレッシャーをかけていく岡見は、リマの左ローに合わせてタックルで先制のテイクダウンに成功。リマが立ち上がると岡見は背後から組みつき、体勢を崩しながらグラウンドに引き込む。その後も起き上がろうとするリマを岡見が徹底して組み伏せる展開が続く。
2R、巻き返したいリマは左ジャブを細かく突きながら前進。岡見はタックルを一度カットされるも、直後にリマのパンチに合わせて組みつき、しぶとくテイクダウンを狙う。リマの片ヒザがマットに着いたところで、背後に回り込みながら組み伏せてトップを取った岡見。リマはマットに背中が着いた状態から強引に立ち上がろうとするが、すぐに岡見に潰されてしまう。
3R、リマの右フックと左ストレートの連打をバックステップでしっかりとかわした岡見は、再び組みついてグラウンドに引き込む。リマは最後まで岡見に組み伏せられ、終了間際にはマウントを許してパンチ連打を浴びた。
岡見がリマを完封し、大差の判定勝ちで復帰2戦目を飾るとともに、2013年3月のヘクター・ロンバート戦以来、約5年ぶりに世界最高峰のUFCで勝利を上げた。
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