【極真会館】女子大生姉妹で決勝戦、姉の七海が世界初優勝
国際空手道連盟 極真会館
「2018世界女子ウェイト制空手道選手権大会」
2018年4月21日(土)22日(日)東京体育館
女子の階級別世界選手権大会が開催され、軽量級(-55kg)17名、中量級(-65kg)21名、重量級(+65kg)13名で各トーナメントが争われた。
1996年に第1回大会が開催された世界女子ウェイト制空手道選手権大会は、2001年頃からロシアが圧倒的な強さを見せつけて毎年各階級をほぼ独占。今大会でも中量級と重量級はロシア人対決となり、中量級はクセニア・ザソリナ(29)が初優勝、重量級はこれまで中量級を4連覇していたアナスタシア・クリプノワ(31)が一階級上げて初優勝した。
しかし過去2大会、軽量級の王座は日本が死守しており、今大会でも日本勢が活躍。ベスト4は全て日本人選手となり、佐藤凜(18=城西国分寺支部)が2016年王者の本村愛花(24=城東北千住支部)を破る大金星、凜の姉・佐藤七海(20=城西国分寺支部)が2017年準優勝の島田慧巳(27=本部直轄浅草道場)に勝利。女子大生の姉妹がそろって世代交代を果たし、決勝で姉妹対決が実現することに。
手数で攻める妹・凜に対し、蹴りから突きのコンビネーションを的確に当てていく姉・七海。右下段回し蹴りを連打して右上段回し蹴りにつなげるなど、七海は突き一辺倒の凜に比べてテクニックを見せる。最後は七海がラッシュを仕掛け、攻撃の数も多かった七海が判定4-0で姉妹対決を制した。
2017全日本女子ウェイト制軽量級に続き、20歳で初の世界女王となった七海は「優勝することが出来て嬉しいです」と笑顔を見せ、「正直、決勝で妹と対戦することは想定していませんでした。それよりも1試合1試合勝つことに集中していました」と、妹との対決は考えていなかったという。
当然「私が姉なので妹には負けられないプレッシャーはありました」と言うが、「いつも一緒に練習しているので、妹の戦い方や、ここでどういう技が出てくるかは明確に分かっていました」と手の内は読めていた。勝因には「純粋に優勝したいとの気持ちがありましたし、落ち着いて出来たことが良かったと思います」と振り返った。
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