【ボクシング】辰吉寿以輝が8連勝、次はランカー戦「是非やりたい」
大阪帝拳プロモーション
「第76回ドラマチックボクシング」
2018年4月30日(月)エディオンアリーナ大阪第2競技場
▼メインイベント スーパーバンタム級(55.34kg以下)
8回戦
○辰吉寿以輝(21=たつよし・じゅいき/大阪帝拳ジム)
判定3-0 ※79-73、79-75、79-74
●石橋俊(30=仲里)
元WBC世界バンタム級王者“浪速のジョー”こと辰吉丈一郎の次男・寿以輝がプロ8戦目を迎えた。寿以輝はデビュー以来7連勝(5KO)で3連続KO中だ。対戦相手の石橋はプロ13年のベテランで33戦10勝(4KO)22敗1分。
1Rの立ち上がり序盤はお互い自分の間合いを取りジャブで様子を探るが、中盤から辰吉が右ボディストレート、左ボディアッパー、左フックをクリーンヒットさせ優勢に試合を進める。
3Rには石橋が左右にスイッチし、捉えどころがない攻め方をするが、ラスト1分で辰吉がパンチをラッシュ。石橋はロープに詰められ防戦一方に。
4Rから石橋のジャブそして右が度々ヒットし追い上げるが、5Rには辰吉が圧力をかけ前に出て右フック、左ボディをクリーンヒット。しかしダメージに至らずダウンが奪えないまま辰吉はプロ初めて6R目を戦うことになった。左のジャブで石橋の顔を跳ね上げる辰吉だが、石橋の鋭い打ち下ろしの右などが辰吉の顔をかすめ、なかなか前に出られない様子。
7R、辰吉のパンチが顎に入り石橋の顔が揺れたところでラッシュをかけるが、石橋は粘りを見せ、最終8Rにはお互い打ち合う展開に。
ダウンこそ奪えなかったものの判定は3−0で辰吉が勝利。各ジャッジも4ポイントから6ポイントの大差をつけた。辰吉は4連続KOは逃したもののプロ負けなしの8連勝を達成した。
試合後のインタビューで
辰吉は「今回は結構苦戦すると言われてたんで、はっきり決めようと思ったが、やはり苦戦した。もっと頑張らないと」と石橋が粘るタイプで決めきれなかったことを反省した。
また、父である丈一郎は寿以輝と同じ21歳でしかもプロ8戦目にして世界を獲ったことについては 「ボクサーとしては凄い、ありえないです。でも父親としてはちょっと…」と寿以輝も今回同じ8戦目であり、ボクサーとしての辰吉丈一郎に対しては尊敬の念を語ったが、寿以輝も結婚をして子供がいる父親として、父・丈一郎へのコメントには言葉を濁し観客を笑わせた。
次はランカーとの一戦かと聞かれると「今日の試合で(吉井)会長がOKしてくれるなら是非やりたい」と大阪帝拳の吉井会長が内容次第で東洋及び日本ランカーとの対決を考えているだけに、辰吉としてはそろそろGOを出してほしいようだ。 そして最後に「今年も全勝で行きますので、よろしくお願いします」と観客にアピールした。
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