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【ボクシング】亀田和毅が世界前哨戦で2度のダウン奪い圧勝

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2018/05/05(土)UP

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左ボディブローを打ち込む亀田和毅(右)

協栄ボクシングジム
「TFC 東京ファイトクラブ vol.2 ~ラスト亀田興毅~」
2018年5月5日(土)東京・後楽園ホール

▼セミファイナル 56.8kg契約 3分10R
〇亀田和毅(協栄ジム/元WBO世界バンタム級王者)
判定3-0 ※三者とも100-88
●ダニエル・ノリエガ(32=メキシコ/元WBA中米スーパーフライ級王者)

 兄の引退に花を添えるため、亀田三兄弟の三男・和毅がメキシコから帰国した。3年6カ月ぶりに兄と同じリングに立ち、“世界二階級制覇前哨戦”としてノリエガと対戦。ノリエガは30勝(15KO)11敗1分の戦績を持ち、和毅が狙うWBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(27=アメリカ)と2015年7月に対戦し、判定負けしている。

 1R、ジャブで様子を見る和毅に単発ながら重い左フックを放って来るノリエガ。和毅は体勢を低くして潜って来るノリエガに左アッパーを突き上げる。

 2R、速いジャブから右ストレートを繰り出す和毅に、ノリエガはなかなか近づくことが出来ない。入って来ると和毅が右フックを合わせる。ラウンド終了間際にはノリエガの右ボディストレートに合わせた左フックで和毅がダウンを奪う。

 3Rも和毅はジャブで自分の距離を保ち、コンビネーションをヒットさせていく。左右ボディブロー、左フック、ワンツーと和毅のパンチが面白いように当たる。

 4R、和毅の強烈な右ボディブローが何度もヒットし、ノリエガもボディを打ち返すが和毅は右ストレートを突き刺す。多彩なコンビネーションで圧倒する和毅だが、ノリエガもタフだ。

 5Rも和毅の一方的なペースとなり、左ボディブローでノリエガは身体を丸める。そこへ和毅がラッシュを仕掛け、左ボディブロー連打からの左フックでダウンを奪う。

 6Rが始まると同時に和毅は左右ボディの集中砲火。ノリエガはクリンチで逃れる。和毅は右ボディストレートも突き刺す。7Rはノリエガもボディを攻めてくるが、和毅がヒット数で明らかに上回る。終盤には和毅の右フックが連続ヒット。

 8Rはカウンターを狙って手数を減らした和毅だが、左アッパー3連発がヒットすると一気にラッシュ。9Rも和毅が次々とパンチをヒットさせていき圧倒するが、ダウン寸前になりながらもノリエガは打ち返してくる。

 最終10R、和毅は左右ボディブローと右ストレートで倒しに行くが、ノリエガも最後まで抵抗して試合終了。判定はジャッジ三者とも100-88と大差をつけ、和毅が勝利。

 和毅はマイクを持つと「相手も頑張って。でも次につながったのでよかったと思います。今年中に世界二階級制覇、それしかないのでそれに向けて頑張っていきます」と改めて世界タイトルマッチをアピールした。

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●編集部オススメ

・亀田和毅が世界前哨戦で完勝=2017年7月

・亀田和毅の世界挑戦は「チャンスが来れば」(金平会長)

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