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【ベラトール】ライアン・ベイダーがキングー・モーを15秒KO

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2018/05/12(土)UP

コンゴ(左)の右フックカウンターがアヤラ(右)の顔面を捉える

▼ヘビー級王座決定トーナメント・リザーブ戦 5分3R
○シーク・コンゴ(42=フランス)
KO 1R 2分29秒
●ハヴィー・アヤラ(29=アメリカ)
※コンゴがリザーバーの権利を得る。

 コンゴは2006年7月から2013年4月までUFCのヘビー級トップファイターとして活躍したベテラン。UFC離脱後からはBellator MMAに参戦し、2014年4月にはヘビー級王座にも挑戦している。

 対するアヤラは2013年10月からBellator MMAに参戦。2016年11月には元PRIDEヘビー級トップファイターのセルゲイ・ハリトーノフをわずか16秒でKOし、注目を集めた。今回のトーナメント出場選手の中では最年少となる。

 1R、パンチを放って組みついたアヤラは、コンゴとケージ際で体勢を入れ替えながら組みの攻防を展開。アヤラは押し込んでくるコンゴの体を捌き、離れ際にパンチを連打するが、これは空を切る。

 いったん間合いを取り直すと、再びジリジリと近づいてくるアヤラに対し、コンゴは下がりながらの右ロー。今度はアヤラが右オーバーハンドを振り抜くと、コンゴはこれをかわしながら強烈な右フックをカウンターで叩き込んだ。

 勝負はこれで決着。その場で崩れ落ちたアヤラに、コンゴが追撃のパウンドを二発落としたところで、レフェリーがすぐに試合を止めた。コンゴが会心のKO勝ちで、トーナメントのリザーバーの権利を獲得した。


トップをキープしながらパンチを打ち込むフィッチ(上)

▼セミファイナル ウェルター級 5分3R
○ジョン・フィッチ(40=アメリカ/元WSOFウェルター級王者)
判定3-0 ※29-27、29-26、29-26
●ポール・デイリー(35=イギリス/元Cage Rageウェルター級王者)

 フィッチは2008年8月にUFCでジョルジュ・サンピエールとウェルター級王座を争うなど(フィッチが判定負け)、同階級屈指のファイターとして活躍。2016年4月にはWSOF(現在はPFLに統合)で王座も獲得し、今回がBellator MMA移籍初戦となる。

 対するデイリーも2011年4月にStrikeforceでニック・ディアスのウェルター級王座に挑戦した実績を持つ(デイリーがTKO負け)。2006年9月にイギリスのCage Rageで王座に就いたほか、UFC参戦も経験。現在はBellator MMAで活躍しており、昨年9月に元UFCファイターのロレンズ・ラーキンにKO勝ちしている。

 1R、フィッチが右ローを入れて即座にタックルを仕掛け、そこから2分近く粘った末にデイリーの尻をマットに着かせる。だが、ここから膠着状態となり、レフェリーが両者をいったん離す。

 スタンドから試合が再開されると、攻め疲れたフィッチをデイリーがジリジリとケージ際に追い込み、体を投げ出しながらの右アッパー。フィッチはデイリーのパンチとヒザ蹴りを浴びるが、ここはラウンド終了のゴング救われる。

 2R、早々にタックルからテイクダウンに成功したフィッチは、パンチを落としながらマウントも奪うなど有利なポジションをキープ。3Rも同様の展開となり、会場にはブーイングが響いたが、フィッチがしっかりと差をつけての判定勝ちで移籍初戦を飾った。

▶︎次ページ:21歳の神童が圧巻の秒殺TKO勝利

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