【UFC】モラエスが20連勝中のリベラを33秒KO、タイトル戦をアピール
Ultimate Fighting Championship
「UFC Fight Night:Utica」
2018年6月1日(金・現地時間)アメリカ・ニューヨーク州ユーティカ アディロンダック・バンク・センター
Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images
▼メインイベント バンタム級 5分5R
○マルロン・モラエス(30=ブラジル/元WSOFバンタム級王者/UFCバンタム級5位)
KO 1R 33秒
●ジミー・リベラ(28=アメリカ/元KOTCフライ級王者、元ROCバンタム級王者/UFCバンタム級4位)
モラエスは2014年3月に、アメリカ総合格闘技の第三勢力と呼ばれた『WSOF』(現在は『PFL』に買収)でバンタム級王座に就き、5度の防衛を果たした実績の持ち主。昨年6月に世界最高峰の『UFC』で迎えたデビュー戦ではベテランのハファエル・アスンソン(ブラジル)に判定2-1で敗れたが、その後は実力を発揮してランカー相手に2連勝を収めている。戦績は20勝5敗1分。
対するリベラは『ROC』や『KOTC』といった老舗団体でベルトを巻き、UFCと並ぶメジャー団体『Bellator MMA』にも参戦経験を持つ。その戦績は21勝1敗を誇り、未だ黒星は2008年11月のプロ2戦目のみという実力だ。2015年7月から参戦しているUFCでも、ユライア・フェイバー(アメリカ)やトーマス・アルメイダ(ブラジル)といった強豪を破り、現在5連勝中だ。
1R、互いに右構えでの探り合いをスタートさせ、リベラの左ジャブにモラエスが左インローを鋭く合わせて先制。リベラが再び左ジャブを突いたところで、モラエスは左ジャブを返し、直後に構えた前足と奥足を瞬時に入れ替えて強烈な左ハイを側頭部にクリーンヒットさせる。
この見事な一撃で腰からマットに倒れたリベラはすぐに起き上がろうとするものの、モラエスに背後からしっかりと押さえ込まれて追撃の鉄槌連打を被弾。亀の状態になったまま動けなくなったリベラを見て、レフェリーが試合を止めた。
モラエスが20連勝の快進撃を見せていたリベラを衝撃の秒殺KOでついにストップ。試合後、マイクを向けられたモラエスは「これまで、僕はボクシングとキックボクシングの技術を融合させることを試みてきた。自分が見てきた良いファイターたちはみんなこれができているからね。その努力が実を結んでとても嬉しい」と笑顔を浮べ、「時は来た。次はベルトを懸けて戦いたい」とタイトルマッチをアピールした。
▼セミファイナル ライト級 5分3R
○グレゴール・ガレスピー(31=アメリカ)
一本 2R 4分06秒 ※肩固め
●ヴィンス・ピシェル(35=アメリカ)
ガレスピーは2014年1月にROCでプロデビューし、11戦全勝の戦績を誇る。UFCには2016年9月から参戦し、今回が5戦目だ。対するピシェルは2009年8月にローカル団体でプロデビュー。UFCには2012年の選手育成番組『TUF』への参加を経て、2014年1月から本格参戦しており、現在4連勝中だ。
1Rはジャブの交換からガレスピーが早々にタックルでテイクダウンに成功。ピシェルはマウントを許し、ガレスピーの肩固めやチョークをしのぐ苦しい展開が続いた。
2Rもガレスピーがすぐにタックルでテイクダウンを奪い、ピシェルが立ち上がってもしぶとく組みつく。ピシェルは再びテイクダウンからマウントを許すと、最後はガレスピーの肩固めに捕まり、タップアウトに追い込まれた。ガレスピーがピシェルに何もさせず、一本勝ちで無敗記録を「12」に伸ばした。
▶︎次ページ:ラウンド終了まで残り1秒、ヘビー級ならではの豪快TKO決着
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