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【UFC】“アニオタ女子ファイター”モダフェリが初勝利「スーパーサイヤ人になった」

無敗の新星アデサニアがランカー相手に圧勝
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2018/07/06(金)UP

アデサニヤ(左)が強烈な左ミドルをタバレス(右)のボディに効かせるなど、得意の打撃で主導権を握った

▼メインイベント ミドル級 5分5R
○イズラエル・アデサニヤ(28=ナイジェリア)
判定3-0 ※49-46、50-45、50-45
●ブラッド・タバレス(30=アメリカ/UFCミドル級8位)

 アデサニヤは世界最高峰のキックボクシング団体『GLORY』にも参戦しているストライカー。MMAでも2012年3月のプロデビューから13戦全勝の戦績を誇っている。UFCには今年2月から期待の新星として参戦し、現在2連勝中。ランカーと対戦するのは今回が初めてだ。

 対するタバレスは2007年6月にプロデビューし、UFCには2010年6月から参戦しているベテラン。プロ戦績は17勝4敗で、このうちUFCでの戦績は12勝4敗と安定した勝率を維持し、現在も4連勝中と好調だ。セコンドには元K-1ファイターのレイ・セフォーがついた。

 試合は1Rからアデサニヤが多彩な打撃のコンビネーションでタバレスを翻弄。2Rにはアデサニヤが強烈な左ミドルをタバレスの腹に効かせる。タバレスはたびたび突進しながらパンチ連打を振るうが、アデサニヤの巧みなステップを前にヒットを奪えない。

 3Rに入ると、アデサニヤは左ジャブから即座に左ミドルや右ローを蹴り、タバレスがパンチを伸ばしたところでカウンターの顔面ヒザ蹴りも突き上げる攻めを展開。タバレスは終盤にアデサニヤの右フックと右ハイを被弾し、ケージ際まで後退するなど劣勢の色が濃くなる。

 巻き返したいタバレスは4R早々にタックルで起死回生のテイクダウンに成功するが、アデサニヤのディフェンスは堅くグラウンドでも攻め込むことができない。スタンドに戻ると、アデサニヤはノーモーションのエルボーでタバレスの顔面をカットして流血させる。

 5Rもアデサニヤはタバレスにテイクダウンを許さず、クリンチから強烈ヒザ蹴りを何度も突き刺すなど圧倒。タフなタバレスをフィニッシュすることはできなかったはものの、アデサニヤが得意の打撃で主導権を終始握り続け、大差の判定勝利を飾った。

 プロデビューから続く連勝記録を「14」に伸ばしたアデサニヤは「多くの人が俺のことをまだUFCで2試合しか戦っていないと言っていたことは知っているよ。今日の相手はタフだった。彼(タバレス)にはレイ・セフォーというレジェンドがセコンドについていたからね。自分はUFCでまだ3戦目だけれど、今回はこうして初めてのメインイベンターを務めることもできた。やっと体が温まってきたところさ。俺の力はこんなもんじゃない」と、今後のさらなる活躍を誓った。


▼セミファイナル TUFライト級トーナメント 決勝戦  5分3R
○マイケル・トリザーノ(アメリカ)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●ジョー・ジアネッティ(アメリカ)
※トリザーノがトーナメント優勝、UFCとの契約を獲得。

▼TUFフェザー級トーナメント 決勝戦 5分3R
○ブラッド・カトーナ(カナダ)
判定3-0 ※三者とも30-26
●ジェイ・クッチニエッロ(アイルランド)
※カトーナがトーナメント優勝、UFCとの契約を獲得。

▼フェザー級 5分3R
○アレックス・カサレス(アメリカ)
判定2-1 ※28-29、29-28、29-28
●マルティン・ブラボー(メキシコ)

▼190ポンド契約 5分3R
○アレッシオ・ディ・キリコ(イタリア)
判定2-1 ※30-27、28-29、29-28
●ジュリアン・マルケス(アメリカ)

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