【UFC】“アニオタ女子ファイター”モダフェリが初勝利「スーパーサイヤ人になった」
Ultimate Fighting Championship
「The Ultimate Fighter 27 Finale」
2018年7月6日(金・現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガス パール・シアター
Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images
▼女子フライ級 5分3R
○ロクサン・モダフェリ(35=アメリカ/UFC女子フライ級8位)
TKO 2R 3分32秒
●バーブ・ホンチャック(38=アメリカ/元Invicta FCフライ級王者/UFC女子フライ級7位)
モダフェリは2003年11月に総合格闘家としてプロデビューし、日米のリングで活躍してきたパイオニア。日本の『秘密戦隊ゴレンジャー』や『ドラゴンボール』に影響を受けて格闘家を志し、堪能な日本語で綴った自身のブログでは自らを「英語の教師、プロ格闘技選手、アニメオタク、元気なアメリカ人」と紹介するなど、親しみを感じさせるユニークな一面も持つ。
昨年12月に『UFC』で新設された女子フライ級の初代王座決定戦に臨むも判定負けで涙を飲んでおり、タイトル再挑戦を目指すモダフェリにとって今回は落とせない一戦だ。対戦相手のホンチャックは元Invicta FCフライ級王者の強豪で、2011年10月には他団体のリングでモダフェリに一本勝ちしている。
モダフェリは21勝14敗の戦績で今大会がUFC第3戦目。対するホンチャックは10勝3敗の戦績でUFC第2戦目だ。両者ともにUFCでまだ白星が無く、今大会では初勝利を賭けての対戦となった。
1R、両者がアグレッシブにパンチを交換する展開から、モダフェリが狙いすましたタックルで先制のテイクダウンを鮮やかに奪う。ホンチャックはすぐに両足でモダフェリの片足を挟み込み、ハーフガードで懸命のディフェンス。モダフェリも粘り強くエルボーを落としながら、終了間際に足を抜いてパスガードに成功する。
2R、巻き返したいホンチャックはパンチの交換からすかさず組みつくと、足を掛けてテイクダウンを狙う。しかし、モダフェリは倒れ際に瞬時に腰を捻ってこれを返し、そのままマウントを奪取。ホンチャックのブリッジでいったんハーフガードに戻されるも、モダフェリはパンチを入れながら落ち着いてマウントを取り返す。
試合はこのままモダフェリがマウントをキープしながらエルボーを落とし続ける一方的な展開に。ホンチャックが自らの頭をひたすら腕でかばうだけとなったところでレフェリーのストップが入り、モダフェリのTKO勝ちが告げられた。
宿敵にリベンジを果たすとともにUFC初白星を飾ったモダフェリは、「UFCで戦うことができてとても光栄よ。コーチとチームに感謝したい。(観客の声援に応え)皆のためにスーパーサイヤ人になったわ。タイトル再挑戦につながるような相手と戦いたいと思っている」と、満面の笑みを浮かべながらタイトル再挑戦をアピールした。
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