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【ボクシング】パッキャオがTKOで圧勝、WBA初タイトル奪取で年内もう1試合示唆

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2018/07/15(日)UP

WBA世界ウエルター級タイトルマッチ』
7月15日、マレーシア・クアラルンプール

パッキャオがスピードのあるこの右から、左アッパーが冴えダウンを重ね新王者となった

photo=Getty/wowow

 ボクシング6階級制覇王者マニー・パッキャオ(39=フィリピン)が、KO82%の強打者・WBAウエルター級王者ルーカス・マティセ(35=アルゼンチン)に7R 243秒、TKO勝利で飾り、WBA初のベルトを獲得。再び世界王者に返り咲いた。

 昨年7月、ジェフ・ホーン(オーストラリア)に判定負けし、WBO世界ウエルター級王座を失ったパッキャオ。1年ぶりの再起戦だったが、パッキャオは1Rからスピードある攻撃で優位に立つ。マティセは否応無く防戦を強いられた。

 3R序盤に、パッキャオが右フックから左アッパーでダウンを奪うと、5R、徐々に攻撃に転じるマティセの攻撃をもろともせずかわしてパンチを当てていく。ラスト10秒でパッキャオの右のジャブの連打から右フックでマティセは2度目のダウン。

初めて獲得したWBAのベルトを手に、満員の観衆に手をふりリングを降りるパッキャオ
Photo:belloworks

 そして7R終盤に3Rに奪ったダウンと同じく右フックからの左アッパーでマティセは崩れ落ち、3度目のダウン。膝をついたまま再び立ち上がることができず、レフリーが試合を止め、パッキャオのTKO勝利となった。

 試合後のインタビューで、年内に試合をするかとの質問に「そのつもりではいるが、まだ決定はしていない。今は祖国(フィリピン)に戻ってリラックスしたい」とパッキャオは答え、最後に来場したフィリピン大統領やファンに感謝の言葉を贈った。

試合前はKO率82%の王者・マティセ(左)有利との声も高かったが、パッキャオ(左)が圧勝した

WOWOWライヴではこの試合の再放送を配信する。
【再放送】7月16日(月・祝)21時~
ゲスト解説:山中慎介

WBA世界ウェルター級タイトルマッチ
ルーカス・マティセ(アルゼンチン)/2階級制覇王者
vs
マニー・パッキャオ(フィリピン)/元6階級制覇王者

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