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【Invicta FC】フレイが難敵攻略し悲願の初女王に輝く

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2018/07/22(日)UP

ベルトを巻いて微笑むフレイ

Invicta Fighting Championship
「Invicta FC 30」
2018年7月21日(土・現地時間)アメリカ・ミズーリ州カンザスシティ スコティッシュ・ライト・テンプル
Photo by Dave Mandel, Invicta FC

▼メインイベント Invicta FC世界アトム級王座決定戦 5分5R
○ジン・ユ・フレイ(33=アメリカ)
判定3-0 ※49-46、48-47、48-47
●ミナ・グルサンダー(29=フィンランド)
※フレイが新王座に就く。

 今大会のメインイベントはInvicta FC世界アトム級王座決定戦。昨年、浜崎朱加が返上した同王座を懸け、フレイとグルサンダーが対戦した。 

 フレイは2013年4月にプロデビューし、翌年9月のプロ3戦目から『Invicta FC』に参戦。2016年9月には浜崎の王座にも挑戦したが、2R・TKO負けを喫して初戴冠を逃している。戦績は6勝3敗。今大会で悲願を達成したいところだ。

 対するグルサンダーは世界アマチュアMMA連盟『IMMAF』の2015年金メダリストに輝き、同年10月にプロデビュー。現在までに6勝1敗の好戦績を収め、唯一の黒星は昨年2月の『PANCRASE 284』で朱里に判定負けしたものだ。この敗戦以降は4連勝をマークしており、今年3月のInvicta FCデビュー戦でも2R・TKO勝ち。急成長の勢いのまま王座獲得を目指す。

 1R、打撃の交換からクリンチに持ち込んだグルサンダーはエルボーとヒザ蹴り。フレイが左フックを返して離れると、以降もグルサンダーがしぶとく組みつく。フレイは残り1分のところでテイクダウンを許し、グルサンダーがアームロックを仕掛けたところでラウンド終了。

 2R、グルサンダーがワンツーや右ハイを飛ばしながらプレッシャーをかけ、フレイをケージ際に追い込むと組みついてテイクダウンを狙う。フレイはケージを背負って踏ん張る時間が続く。

 3R、ペースを取り戻したいフレイは開始早々、タックルで鮮やかにテイクダウンを奪う。フレイは上をキープしながら鉄槌を落とし、グルサンダーが背中を見せたところでチョークに捕らえるが、これは惜しくも極まらない。

 4R、グルサンダーも譲らず、早々にクリンチからエルボーとアッパーを交互にヒットさせ、フレイの額をカットする。だが、フレイはいったん離れたところで、再び鋭いタックルを決めてテイクダウンに成功。グルサンダーはすぐに立ち上がって組み返すが、ここもフレイがテイクダウンを許さない。

 5R、前に出て圧力をかけ続けるものの連打が出ないグルサンダーに対し、フレイはケージ内をサークリングしながら左インローや左ストレートを入れては離れる。フレイはグルサンダーのタックルにもケージを背負ってしっかりと対処した。

 フレイが判定3-0で難敵グルサンダーを下し、悲願の初戴冠を果たした。試合後、マイクを向けられたフレイは「長くかかったけれど、ようやくここまで辿り着くことができた。スロースターターだから、2Rに入ってようやくセコンドの声を聞きながら戦うことができた。1Rは劣勢だったけれど、それ以降は手応えがあった。それでも、判定の結果を聞くまでは(勝利の)確信が持てなくて、最後まで祈るような気持ちだった」と、笑顔で振り返った。

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