【パンクラス】朱里が無傷の4連勝をマーク「目標はあくまでもUFC」
パンクラス
「PANCRASE 284」
2017年2月5日(日)東京・ディファ有明
▼メインイベント(第10試合) ストロー級 5分3R
○朱里(VOS GYM)
判定3-0 ※三者とも30-27
●ミナ・グルサンダー(フィンランド/Finnfighters’ gym)
中井りんとともにパンクラス女子部門を牽引する朱里が、メインイベントに抜擢された。朱里は立ち技格闘技から昨年4月にMMA(総合格闘技)へ転向。デビュー戦で当時無敗だった浅倉カンナに初黒星を付けるなど、現在無敗の3連勝中。
対するグルサンダーは世界アマチュアMMA連盟「IMMAF」(International Mixed Martial Arts Federation=世界中のMMA連盟を組織化して国際大会を開催する事を目的に2012年2月29日にスウェーデン・ストックホルムで設立された)の2015年金メダリスト。プロでは2勝無敗。北欧のMMAランキングでは3位にランクされている。
1R、パンチを連打するグルサンダーに対し、朱里は一発を強く的確に打ち返す。右ストレートがヒット。前蹴りもタイミングよくボディに突き刺さる。タックルに来たグルサンダーにはヒザ蹴りを見舞う。
2R、組み付いてきたグルサンダーにボディへのヒザ蹴り。朱里のジャブ、右フック、三日月蹴りが何度も決まり、グルサンダーは消耗した表情。残り時間30秒でテイクダウンされた朱里だが、すぐに立ち上がった。
3Rも朱里が右フック、三日月蹴りをヒットさせていき、グルサンダーのタックルはしっかりと受け止める。残り1分で朱里がタックルでテイクダウン。抑え込んで上からのパンチ、ヒジを落として判定勝ち。MMA転向以来の連勝を「4」に伸ばした。
朱里はマイクを持つと、「試合が終わってホッとしています。パンクラスでメインをはらせていただけて嬉しかったです。一本、KOは出来ませんでしたが次の課題にしてまた練習します。この勝利によって夢にちょっとでも近付けたかなと。一歩一歩でも近付いていきたい」と語った。
控え室でのインタビューでは「相手が凄く強かったので、もっと練習してKOか一本を取れる選手になりたい。この一戦は世界でも注目されていたと思うので、朱里の名前を広めるいいチャンスだと思っていました。UFCの目に止まればいいなと思って戦いました」と、この試合に懸けていた想いを打ち明ける。
今大会ではRIZINの榊原信行実行委員長がリングに上がり、朱里にもRIZINに参戦して欲しいと呼びかけたが、朱里は「自分の夢がUFCのチャンピオンなのでブレずにやっていくつもりです」と、目標はあくまでもUFCだとコメントした。
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▼セミファイナル(第9試合) フライ級 5分3R
○翔兵(升水組/パンクラス・フライ級4位)
判定3-0 ※29-27、30-27、29-27
●上田将竜(緒方道場/パンクラス・フライ級5位)
2連勝の翔兵と3連勝の上田が激突。今後のフライ級戦線を占う一戦となった。
1R、パンチで圧力をかけていく翔兵に、上田はケージ内を大きく回り込んで蹴りで対抗する。お互いの攻撃がクロスすることはなく、ラウンドが終了。
2Rも同じ展開になるかと思われたが、翔兵の右フックがヒットすると上田の足がもつれる。すかさずバックを奪う翔兵。上から抑え込んでコツコツと殴る。
3R、上田が顔面前蹴りを突き刺すが、その後が続かず手数が少ない。翔兵はパンチでのアタックを繰り返し、攻勢を印象付ける。判定で翔兵が勝利した。
●次ページ:全身タトゥーの危険な“足関モンスター”を佐藤光留が迎え撃つ!
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