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【ムエタイオープン】20歳の岩浪悠弥が豪快KOで王座奪取「僕、本当に幸せです」

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2018/07/23(月)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

5R、岩浪(左)が左フックで貴(右)を豪快KO。リベンジを果たし、新王座に就いた

センチャイムエタイジム
「MuayThaiOpen42」
2018年7月22日(日)東京・新宿FACE

▼第11試合 MuayThaiOpenバンタム級タイトルマッチ 3分5R ムエタイルール
●貴・センチャイジム(33=センチャイムエタイジム/MuayThaiOpenバンタム級王者)
KO 4R 2分56秒 ※左フック
○岩浪悠弥(20=橋本道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATIONバンタム級王者/挑戦者)
※岩浪が新王座に就く。貴は初防衛に失敗。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

 ムエタイイベント『ムエタイオープン』のメインイベントは、挑戦者も他団体の王者で王者対決によるタイトルマッチとなった。

 両者は2016年7月にLPNJ(ルンピニーボクシングスタジアム・オブ・ジャパン)認定スーパーフライ級王座決定戦で対戦し、判定2-1の僅差で貴が勝利して王座に就いた。前回はパンチを打ちたい岩浪を貴が首相撲地獄で封じた。岩浪は「2年ぶりの再戦。あの時の借りは返す」とリベンジを誓っている。

 1R、右ローを狙い撃ちする岩浪に貴も同じ右ローで応戦。静かな立ち上がりとなった。

 2Rも右ローを蹴り続ける岩浪。タイミングよく右ローが決まっていき、ワンツーからの右ローで貴はダウンを奪われる。貴は得意の首相撲&ヒジで挽回を測る。

 3Rになると貴がアグレッシブに前へ出る。岩浪はやはり右ローを蹴り続け、右ストレートも狙う。ローのダメージに意識がいくのか、貴はパンチをもらう場面も増えたが、首相撲に持ち込んでヒザ蹴り。終盤には豪快に岩浪を投げた。

 4Rもいきなり組み付いてヒザを蹴っていく貴。岩浪は左ボディブローで対抗するが、貴の長い手に捕まってしまう。貴はヒジも繰り出して逆転を狙うが、岩浪はしつこく右ローを蹴る。組み付きに来た貴を岩浪の左フックが捉え、グラつく貴だがそれでも前へ出る。しかし、岩浪の左フックがクリーンヒットして貴は前のめりにダウン。

 何とか立ち上がるも、その直後に岩浪の左フックがまたもクリーンヒット。貴は大の字になって倒れ、レフェリーは即座に試合をストップ。岩浪が豪快KO勝ちで、新王座に就いた。

 岩浪は嬉し涙をぬぐいながら、「貴選手には2年前にもの凄く悔しい想いをして負けました。再戦が決まって、怪我もしていたので自分は格闘技にむいてないんじゃなかって思ったんですが、こうやって勝つことが出来て、誰にも文句を言わせないKO勝ちを目指していたので勝てて嬉しいです。この試合が決まってからずっと師範と作戦を練っていて、インターバル中も指示していただいてその通りに試合が出来て、本当に嬉しくて涙が止まらないです。僕、本当に幸せです。ありがとうございます」とマイクで語った。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら


NOWAY(右)はこの左ヒジ打ちで翔貴(左)をKOした

▼第10試合 MuayThaiOpenフェザー級王座決定戦 3分5R ムエタイルール
○NOWAY(37=NEXTLEVEL渋谷ジム)
KO 3R 2分47秒 ※左ヒジ打ち
●翔貴(22=岡山ジム水島道場)
※NOWAYが新王座に就く。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

 NOWAYはJ-NETWORKを主戦場とし、ヒジ打ちを得意とする。翔貴は岡山在住で多彩な技を持つアグレッシブなファイタータイプ。昨年、RISEで開催された「DEAD OR ALIVE-57kg TOURNAMENT 2017」に参戦し、森本“狂犬”義久と舌戦を展開して一躍その名が知られるようになった。

 1R、ローとパンチで攻めるNOWAY。それに対し翔貴は笑みを浮かべながらプレッシャーをかけていく。NOWAYが左ストレート、右フックをヒットさせるが翔貴も強い右ミドルをボディに蹴り込み、主導権の取り合いが続く。
 
 2R、インローを蹴り合う両者。しかしNOWAYがカウンターの左ストレートを当てる。NOWAYが翔貴の蹴りに合わせてパンチのカウンターを狙う。翔貴はカウンターを合わされて後退し、NOWAYがペースを握っていく。
 
 3R、打ち合いになるがモーションが少なくインサイドから放たれるNOWAYのパンチとミドルだけが当たる。ペースを掴んだNOWAYが左ストレートと左ミドルを軸に攻め込み、それらの攻撃を被弾した翔貴は鼻から出血。
 
 さらにNOWAYが左のローとミドルをヒットさせると翔貴がパンチで反撃に出る。しかし、そのパンチにNOWAYは強烈な左ヒジ打ちをカウンターで叩き込む。すると、その一撃で翔貴は崩れ落ちるようにダウン。そのまま翔貴は立ち上がる事ができず、NOWAYが衝撃的なKO勝ちで王座戴冠を果たした。
 
 試合後、リング上でマイクを持ったNOWAYは「今日は本当にありがとうございました。僕は27歳という、遅い年齢でキックボクシングを始めて10年くらいコツコツやってきました。最初は本当に自分がムエタイのチャンピオンになれるとは思ってなかったんですけど、今日、一個だけみなさんに言いたいのは、何でも良いので自分が一生懸命になれるものをずっと続けていると、いつか結果が出ると思います、という事です。僕はあきらめなくて良かったなと思っています。これからもキックボクシング、ムエタイの応援をよろしくお願いします。ありがとうございました」と想いを語り、場内は拍手に包まれた。

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