【ROAD FC】RYOが無敗の新鋭に敗れ王座陥落
ROAD Fighting Championship
「ROAD FC 48」
2018年7月28日(土・現地時間)韓国・ウォンジュ市 ウォンジュ総合体育館
Photo by ROAD FC
▼メインイベント ROAD FCミドル級タイトルマッチ 5分3R
○ラ・インジェ(31=韓国/挑戦者)
判定2-1
●RYO(40=ランズエンド/ROAD FCミドル級王者)
※RYOが初防衛に失敗、インジェが新王座に就く。
RYOは2000年9月にプロデビューし、『Spirit MC』や『HERO’S』などを経て、2008年2月から『DEEP』に参戦。2015年10月には中西良行を僅差の判定で破り、DEEPミドル級王座を獲得した(今年1月に返上)。2016年5月から韓国最大の総合格闘技団体『ROAD FC』に主戦場を移すと、昨年10月の第3戦目で強豪キム・フンに判定勝ちし、同団体のミドル級暫定王座に就いた。
その後、正規王者チャ・ジョンファンとの王座統一戦を待つこととなったが、ジョンファンは負傷欠場が相次いだため王座が剥奪されることに。これによりRYOが暫定王者から正規王者に昇格。今大会で5勝1ノーコンテストと無敗の戦績を誇る新鋭インジェを挑戦者に迎え、初防衛戦を行うことになった。
1R、ケージ内をサークリングするRYOに対し、インジェは追いかけながらのワンツーと右ロー。インジェのタックルでRYOはテイクダウンを許すがすぐに立ち上がる。以降の打撃戦ではインジェがパンチをまとめ、RYOは押し込まれながらも右ローや右アッパーを返す展開となった。
2R、RYOはインジェに右ミドルをキャッチされるが、すぐに右ストレートを突き刺してテイクダウンさせない。なおもインジェが左右フックを振るってくると、RYOは巧く間合いを取りながらカウンターの右フックや右アッパーをヒットさせる。インジェはRYOの右ローで体勢が崩れる場面も。
3R、開始早々に前に出てきたインジェの強烈な右フックを被弾したRYO。インジェはすぐにタックルでRYOをテイクダウンし、バックに回り込みながら顔面にパンチを打ち込む。RYOもクリンチからヒザ蹴り、左右フック、右アッパーを返すが、インジェも譲らず終了間際に豪快な投げでテイクダウンを奪った。
両者が死力を尽くした熱戦。勝敗の行方は判定に委ねられ、インジェが2-1のスプリットでRYOを下し、ROAD FCミドル級の新王者に輝いた。
▼女子アトム級 5分3R
○荒井みか(24=MIBURO)
判定3-0
●イ・イェジ(19=韓国)
荒井は昨年6月に『ROAD FC』でプロデビューし、同年12月と今年3月には『DEEP JEWELS』に出場(日本でのリングネームはARAMI)。戦績は3戦全勝と絶好調だ。
対するイェジは2015年7月、16歳の時にROAD FCでプロデビュー。早くから日本の女子トップファイターたちと拳を交え、昨年3月には当時約9年間無敗を誇ったDEEP女子フライ級王者しなしさとこを破った。戦績は3勝3敗。昨年8月に前澤智に敗れており、今大会が再起戦となる。
1R、荒井は右ジャブを細かく放ってタックル。イェジはこれをがぶって潰すが、スクランブルから上を取ったのは荒井だ。以降もイェジが立ち上がるたびに、荒井はしぶとくタックルでテイクダウンを重ねる。イェジのタックルも決まるが、荒井はトップを許さない。
2R、荒井はワンツーから組みついてきたイェジを捌いてテイクダウンに成功。荒井がイェジをしっかりとコントロールし、細かい鉄槌を落としながら試合終了までトップをキープする時間が続いた。荒井が終始安定したグラウンドコントロールで強敵イェジを圧倒し、判定3-0で4勝目をマークした。
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】