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【新日本キック】日本vsタイは2勝1敗1分で日本勝利

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2018/08/05(日)UP

得意の右ストレートをヒットさせる石原(左)だが、アムヌアイデット(右)の執拗な胴タックルに攻撃を遮断された

新日本キックボクシング協会/治政館
「WINNERS2018 3rd」
2018年8月4日(土)東京・後楽園ホール

▼第15試合 メインイベント日泰国際戦4vs4マッチ 58.5kg契約 3分5R
△石原將伍(25=ビクトリージム/日本フェザー級王者)
ドロー 判定1-1 ※49-48、48-49、48-48
△アムヌアイデット ウォー・ワンタウィー(21=タイ/元BBTVバンタム級4位、元オムノーイスタジアム認定バンタム級5位)

 新日本キックボクシング協会主催『WINNERS2018 3rd』で「日泰国際戦4vs4マッチ」が行われた。大将戦までの戦績は日本の2勝1敗。

 日本の大将を務める石原は昨年10月に当時11戦無敗だった高橋亨汰との日本フェザー級王座決定戦を3RKOで制し、念願のタイトル獲得を果たした。しかし、今年5月にはタイ人に大差の判定負けを喫しており、今回も試練の一戦となる。

 対するアムヌアイデットはアグレッシブな選手が多いことで有名なタイテレビマッチBBTVの元バンタム級4位。また、メジャースタジアムの一つであるオムノーイスタジアムの元バンタム級5位でもあった。戦績は63勝(17KO)21敗5分。

 1R、ローを蹴っていく石原にアムヌアイデットはパワフルなハイキックを何度も放つ。石原はワンツースリーからの右ミドルをヒットさせる。

 2R、連打をヒットさせる石原だが、その連打の間にアムヌアイデットはハイキックを返してくる。徐々にペースを上げるアムヌアイデットは左ボディストレートとハイキック。石原もパンチで応戦していく。

 3R、アムヌアイデットは飛び込むと同時に左ミドル、さらに足払いで石原を転倒させるなどペースをつかむが、中盤から石原得意の右ストレートがヒットし始める。するとアムヌアイデットは自分の攻撃を一発当てるたびに胴タックルのように組み付き、石原の動きを遮断する。

 4Rも胴タックルを繰り返すアムヌアイデット。胴タックルからバックに回る動きまで見せ、石原に攻撃を許さない。離れると両者が単発で打撃を出すが、すぐにアムヌアイデットの胴タックルで流れが止まる。

 5Rもアムヌアイデットは胴タックルを繰り返す。しかし、石原の右ストレート、アッパーがヒットし、優勢を印象付ける。アムヌアイデットも時折ミドルを蹴り、またも組み付く。

 判定は三者三様のドローとなり、石原はまたしてもタイ人選手に勝つことが出来なかった。対抗戦は2勝1敗1分で日本側が勝利を収めた。


1Rにダウンを奪うと、あとは老獪な試合運びで勝利を手にしたマーパロン(右)

▼第14試合 セミファイナル日泰国際戦4vs4マッチ 61.5kg契約 3分3R
●内田雅之(40=藤本ジム/元日本フェザー級王者・日本ライト級1位)
判定0-3 ※三者とも27-30
〇マーパロン ソー・ブンヨンヨード(21=タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者)

 内田は今回が50戦目となる大ベテランで現在3連勝。今回は元ラジャ王者を迎え撃つ。

 1R、マーパロンは飛びヒジ、飛びヒザ、回転ヒジと最初からヒジ狙い。内田はそれをかわし、ローを蹴っていくが、首相撲からの右ヒジでダウンを喫する。

 2Rはローの蹴り合いとなるが、圧力をかけて前に出て行くのはマーパロン。内田にとって苦しい展開が続くが、中盤に右ストレートが当たりだすとマーパロンは疲れを見せ始めて手数が減る。

 3R、内田の蹴り足をキャッチして豪快にマットに投げつけるマーパロン。内田はローを蹴ってワンツーにつなげていくが、マーパロンは軽くステップを踏んで完全に逃げ切り体勢。そのまま逃げ切り、ダウンのポイントで判定勝ちした。

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