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【GLORY】絶対王者シッティチャイ、元K-1王者グレゴリアンの挑戦退けV5

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2018/08/26(日)UP

グレゴリアン(右)に左ミドルを叩き込むシッティチャイ(右)

Glory Sports International
「GLORY 57」
2018年8月25日(土・現地時間)中国・広東省深セン市 深セン湾スタジアム
Photo by Zhong Zhi, Glory Sports International

▼メインイベント GLORY世界ライト級タイトルマッチ 3分5R
○シッティチャイ・シッソンピーノン(26=タイ/GLORY世界ライト級王者)
判定4-1 ※47-48、48-47、48-47、48-47、48-47
●マラット・グレゴリアン(27=アルメニア/元K-1 WORLD GP -70kg王者/GLORY世界ライト級1位、挑戦者)
※シッティチャイが5度目の防衛に成功。

 シッティチャイはムエタイのトップ選手として活躍し、キックボクシングでも世界のビッグプロモーションでトーナメントを制覇。ヨーロッパ最高峰の『GLORY』では、2016年6月にロビン・ファン・ロスマレンから世界ライト級王座を奪取し、今回が5度目の防衛戦となる。ムエタイも含めた戦績は120勝(32KO)30敗5分で、現在-70kgの階級で世界最強の呼び声も高い。

 対するグレゴリアンもシッティチャイと並び、同階級で世界トップレベルの実力を誇る。2015年7月に行われた『K-1 WORLD GP』の「初代-70kg王座決定トーナメント」は、3試合連続KO勝ちで制覇。今年2月の中国の『Kunlun Fight』の64人制世界トーナメントを制覇するなど絶好調だ。シッティチャイに過去3戦でいずれも敗れており、今回は悲願の初勝利と王座奪取を目指す。戦績は59勝(31KO)10敗1分。

 1R、グレゴリアンが序盤から左ジャブ連打に右ストレート、右スーパーマンパンチ、右ボディストレート、右ハイなどを勢い良く振るい、積極的に前に出る。左構えのシッティチャイはガード、ステップ、前蹴りで被弾を防ぎながら右ジャブと左インローを返す。

 2R、ガードを固めるシッティチャイに対し、グレゴリアンはさまざまな角度からパンチを叩き付けながら左右ローや飛びヒザ蹴りにもつなげる。シッティチャイはグレゴリアンの手数とコンビネーションに押し込まれる場面が多くなるが、堅いガードでクリーンヒットを許さず、左ミドルやヒザ蹴りを正確に合わせていく。

 3R、なおもグレゴリアンが前に出てくると、シッティチャイは右ジャブからの左ハイ、前蹴り、ヒザ蹴り、左ボディストレートで迎え撃つ。グレゴリアンは強引に間合いを潰して右フック、離れ際には左右ローをヒットさせて譲らない。

 4R、シッティチャイのワンツーをかわしながら強烈な右ローを叩き込むグレゴリアン。シッティチャイの左ボディストレート、ヒザ蹴り、左ミドルも決まり、一進一退の攻防が続く。シッティチャイのボディ攻めでややペースダウンする場面もあったグレゴリアンだが、終盤には再び盛り返して左右フックからの右ロー、右ハイ、スーパーマンパンチを振るって荒々しく迫った。

 5R、序盤にパンチで仕掛けたグレゴリアンがコンビネーションの中で右ストレートを叩き込む。これに押し込まれてしまうシッティチャイだが、残り1分が過ぎたところでカウンターの左ストレートを打ち抜き、これをアゴにもらったグレゴリアンは仰け反る。グレゴリアンのパンチ連打をシッティチャイがクリンチで潰したところで試合終了となった。

 接戦の行方は判定に委ねられ、ジャッジ1名が1ポイント差でグレゴリアン、残り4名が1ポイント差でシッティチャイを支持。シッティチャイがグレゴリアンの猛攻をなんとか振り切り、5度目の防衛に成功した。一方、絶対王者を追い込んだグレゴリアンであったが、4度目の正直とはならなかった。

▶︎次ページ:唯一の日本人選手・久保政哉が出撃

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