【ボクシング】4階級制覇に弾み、井岡一翔が復帰戦圧勝でシルバー王座獲得
「WBCシルバー・スーパーフライ級タイトルマッチ」
2018年9月8日(日本時間9日)米カリフォルニア州イングルウッド
●マクウィリアムズ・アローヨ(32=プエルトリコ/WBC同級3位/世界シルバー王者)
判定0-3 90-99、92-97、92-97
○井岡一翔(29=SANKYO/元世界3階級王者)
ミニマム、ライトフライ、フライ級の元世界3階級制覇王者の井岡一翔(29=SANKYO)が更に1階級上げスーパーフライで4階級制覇を狙い動き出した。
井岡は9月8日(日本時間・9日)に米カリフォルニア州イングルウッドで開催された「WBCシルバー・スーパーフライ級タイトルマッチ」で約1年半ぶりの復帰戦に挑んだ。相手は同級シルバー王者で正規ランクはWBC同級3位のマクウィリアムズ・アローヨ(32=プエルトリコ)。
シルバー王者とはWBCの定める2次的なチャンピオンシップ。正規王座ベルトが金色に対しシルバー王座は銀色。今年3月にアローヨがシルバー王座のタイトルマッチで勝利しシルバー王者となり正規ランキングも3位にアップしたことから、井岡が勝てば正規ランク上位にランクインし、タイトルマッチが組まれるなど4階級制覇も見えてくる。
試合は1Rから、井岡がジャブからスピードのあるボディブローの連打、そこからのアッパーなど得意とする技を立て続けに出し主導権を掴む。ジャブの連打をもらうアローヨは終盤反撃に出るが井岡はうまくかわす。
3R、ジャブの連打で前に出る井岡は終了間近にワンツーの右ストレートでダウンを奪う。
5Rや6Rには反撃に転じようとするアローヨの連打の打ち終わりに左ボディを綺麗にヒットさせるなど冷静さと余裕を感じさせる。その後もアローヨは反撃の連打を試みるが井岡はステップを使って距離を外すなどクリーンヒットを許さない。
9R終盤には井岡が左フックでぐらつかせ、連打。アローヨは防戦一方に。
最終の10R、打ち合いなどでアローヨのパンチを数発もらう場面はあったが、井岡が前に出て連打を続け、試合終了。
ジャッジ2者が97-92 1者が99-90の大差で、判定3−0で井岡が復帰戦を勝利で飾り、4階級制覇へ向け弾みをつけた。
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