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【ボクシング】田中恒成が2-0僅差で木村翔に勝利、世界最短の3階級制覇

2018/09/24(月)UP

田中恒成が史上最短の三階級制覇、この顔の腫れが激闘を物語る

 名古屋市内の武田テバオーシャンアリーナでは、24日、プロボクシングのWBO世界フライ級タイトルマッチが行われ、 これまでミニマム級とライトフライ級でWBO世界王座を2階級制覇していた挑戦者・田中恒成(畑中)が王者・木村翔の3度目の防衛を阻止し、田中が3階級制覇に成功。プロ12戦目での3階級制覇は、現WBA世界ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ)に並ぶ最短記録。

 名古屋といえば1994年に行われた愛知が地元の正規王者・薬師寺保栄(松田)と暫定王者・辰吉丈一郎(大阪帝拳)によるWBC世界バンタム級統一王座決定戦の開催地。その一戦と同様、地元の英雄・田中に不利予想も多く突きつけられていた。

木村が田中に左をヒットさせる。勝者激しく打ち合った

また、今回の日本人対決も観客は大いに盛りあがり、試合内容も白熱した。
 初回は大方の予想通り、田中が様々な角度から、木村を攻め立てクリーンヒットを多く奪ったが、田中はさほど明確な優勢を示せなかった。木村も左フックと右ストレートで木村を何度かたじろがせた。

 2回も状況が変わらずに進んだが、終盤、自信を持って攻める木村に、田中が左フックをカウンターで打ち抜き、木村の膝が落ちかける。木村はダメージから対応力が鈍り、そのまま田中がペースを握った。

 3回、木村はボディ攻めに集中して、ダメージをごまかしながら挽回への突破口を探る。そして4回に入るとだいぶ回復し、顔面へのアッパーも増やしていったが、リズムに乗った田中に、心身の消耗が少なかった。木村の荒いフックを上体でかわしては、スピーディな右ストレートを叩き込み続ける田中。

 木村にとっては「挽回へのターニングポイント」と思われた5回、田中は木村の右を何度かもらうと、パンチのキレが落ちて見える。6回も、木村のコンビネーションに田中は何度も後退したが、終盤には、右のカウンターで木村の前進を遮る場面もつくった。

 7回は一進一退だが、技術力で田中に分がある。だが、木村の右をもらった場面で田中がスリップダウン。これがノックダウン扱いであれば、判定は引き分けの際どいシーンだった。そのまま双方、渾身の右を当て合ったがダメージは大きく見られず。

8回はクロスカウンターを狙い合うスリリングな展開

8回はそろってクロスカウンターを狙い合うスリリングな展開。終了のゴングと共に客席は拍手喝采だったが「中盤から挽回できる」と信じていた木村にとっては、田中が予想以上に失速しないことに焦りがあったかもしれない。

 9回も同様の攻防が続くが、技術力で田中。10回は、田中がやや休んだのか木村が優勢。

 11回、田中がまた攻勢をしかける。木村のパンチは威力が落ちているわけでもないが、形勢を逆転させるまでには至らない。

 最終12回は何度も右を同時に放ち合う「気持ちの勝負」からの激しいペース争いで、この名勝負が、集約されたような見応えだった。

 採点は114対114(ドロー)、115対113(田中)、116対112(田中)。田中はリング上でのインタビューで木村について「戦えて光栄だった。向こうは敵地の上に調整期間もほとんどなかった」と最初にねぎらいの言葉を入れた。

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・木村翔と田中恒成が計量一発クリア、「頂上決戦に恥じない試合をしたい」(木村)

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