【Krush】ゴンナパー、ピケオー共に接戦も王座防衛、日本人選手が大健闘
▼ダブルメインイベント第1試合 Krushスーパー・ウェルター級タイトルマッチ 3分3R延長1R
○ジョーダン・ピケオー(28=オランダ・Mike’s Gym/第4代Krushスーパー・ウェルター級王者)
判定2-0 ※29-29、30-29、29-28
●和島 大海(23=月心会チーム侍/第1回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -70kgトーナメント優勝)
今回が4度目の防衛戦となる王者ピケオーは昨日の会見で「コンディションは最高だ。早く試合がしたい」と言い、「ファンのみんなはコーラとポップコーンでも食べながら試合を楽しんでくれ。ただ今回の試合は本当に速い展開のファイトになると思うから瞬きは厳禁だ」と余裕のコメント。
挑戦者の和島は5連続KO勝利の快進撃で今回の挑戦者に抜擢され、「今回は減量も上手くいって体調も良いので、早くリカバリーしてしっかりKOで倒したいです」と、堂々のKOでの王座奪取宣言だ。
1Rはお互いミドル、ローを打ち合っていたが中盤にピケオーが距離を詰めてパンチから膝蹴りのラッシュ、和島は防戦一方になるがラスト10秒あたりにパンチのラッシュでピケオーを追い込む場面も。
2R、ピケオーがパンチで詰めていくが和島がピケオーのパンチに合わせて左ローキック。蹴られたピケオーは右足が効いたか膝を一瞬ガクッと落とす。しかし後半、ピケオーが距離を詰めてパンチを連打、右フックや膝をヒットさせ和島の動きを止める。
3R、和島の膝がピケオーに何度も入る。ピケオーが効いたか動きが止まる。ピケオーも膝を返し膝蹴り合戦。ピケオーは飛び膝蹴りも出す。
終盤にピケオーが和島の詰めに下がるがピケオーの右ストレートがヒットしたところで試合終了、判定2-0でピケオーが勝利、Krush史上初の連続4度目の防衛に成功した。
試合後、ピケオーはリング上でマイクアピール。
「和島選手はとても強く、足を痛めてしまったけれども勝つことができました。これで70kg級の相手がいなくなりました」とコメントし、リングサイドの木村“フィリップ”ミノルを呼びリングに上げると、「そして僕は67.5kgでも試合ができます。皆さんどうですか、僕と木村選手の試合を見たいと思いませんか?」と木村との対戦をアピール。「僕は70kgだけじゃなく、67.5kgでも強いということを証明したいです」とした。
木村もマイクを持ち「ピケオー選手、70kgでは相手がいないと思うし、見たいですよね、この試合。これが本物の格闘技です」と答えた。ピケオーはウェルター級に標準を絞った。果たしてこの対戦は実現するのか。
▼第7試合 セミファイナル Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R
〇安保璃紅(21=あんぽ・りく/team ALL-WIN)
TKO 3R 1分53秒 ※セコンドからのタオル投入
●川口拓真(24=K-1ジム総本部チームペガサス)
当初は安保とレオナ・ペタスが予定されていたが、レオナが交通事故に遭ってしまい欠場。レオナの欠場を受けて、川口が安保と対戦することになった。川口は5勝(3KO)5敗の戦績で、9月1日の『KHAOS』ではメインイベントで延長戦の末に横山朋哉に敗れている。元Krushスーパー・フェザー級王者で10勝(6KO)1敗の戦績を持つ安保を相手に番狂わせを狙って挑んだ。
1Rから積極的に前へ出てパンチで攻めていくのは川口。安保は左ボディブローと右フックを返していく。お互いに右ストレートを当て合う。安保が右ハイを放つと肩口で受け止めた川口は、右ストレートで安保をのけ反らす。
2Rもパンチで積極的に前へ出ていく川口。安保は左ボディブローを狙い撃ちし、左ミドルも蹴る。前に出てプレッシャーをかける川口に安保はやや後手を踏む。
しかし3Rが始まってすぐ、距離を詰めてパンチを打って来た川口に安保の右ショートストレートがクリーンヒット。大きく後退する川口にもう一発右を当てると川口はダウン。安保は顔面前蹴りを入れ、それでも向かって来る川口に左右フックを入れていく。
安保が右フックでグラつかせ、さらに連打を防ごうと組み付いて来た川口に左フックを浴びせてなぎ倒すようなダウンを奪う。安保は川口にロープを背負わせて右フックと左ボディブローで圧倒。川口のセコンドからタオルが投入され、安保がTKO勝ちを収めた。
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