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【GLORY】元王者ドゥンベが代打出場選手を一蹴、負傷欠場の現王者に挑発メッセージ

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2018/10/20(土)UP

うずくまったピント(左)を見て、勝利を確信したエズビリ(右)は両拳を掲げた

▼フェザー級 3分3R
○アブデラ・エズビリ(32=モロッコ/GLORY世界フェザー級3位)
KO 1R 1分03秒
●ビクトール・ピント(27=フランス/GLORY世界フェザー級7位)

 エズビリは昨年11月、フランスのキックボクシング団体『Nuit des Champions』(略称NDC)で、野杁正明から-66kg級王座を奪った実力者。戴冠1戦目となった今年5月の『GLORY 53』では、後にGLORY世界フェザー級王者となるペッパノムルン・ゲッムーガオにKO負けを喫しており、今大会が再起戦だ。

 対するピントは11歳からタイでプロのムエタイ選手として活動。生活の拠点もフランスからタイに移し、聖地ルンピニースタジアムでも試合を経験してきた。昨年1月からGLORYに参戦し、勝ち負けを交互に繰り返しながら、現在までに3勝3敗の成績を残している。

 1R、エズビリがワンツーから左ミドルを蹴れば、ピントが即座に右ミドルを返す。この攻防から一瞬間が空いたところで、エズビリが不意打ちのバックスピンキックを炸裂させて勝負あり。腹を押さえながらその場に倒れ込んだピントが、再び立ち上がることはなかった。エズビリが一撃必殺の秒殺KO勝ちで再起戦を飾った。


気迫あふれる表情で右ミドルを叩き込むベルガロウニ(右)

▼ミドル級 3分3R
○ユースリー・ベルガロウニ(29=チュニジア/GLORY世界ミドル級2位)
TKO 1分22秒
●ヤシン・アハガン(28=フランス)

 ベルガロウニは7月のGLORY世界ミドル級タイトルマッチで、王者アレックス・ペレイラに初回KO負け。今大会が再起戦となる。対戦相手のアハガンは昨年10月のGLORYデビュー戦を勝利で飾り、今大会では格上相手に連勝を狙う。

 1R、ワンツーから間合いを詰めたアハガンに対し、ベルガロウニがクリンチに持ち込んで強烈なヒザ蹴り。直後にアハガンがローブローを訴えたため、レフェリーがいったん試合を止める。

 試合が再開されると、アハガンはワンツーからベルガロウニの懐に飛び込んでいくが、やはり腹を効かされていたようで、再びヒザ蹴りを突き刺されるとすぐに後退。ベルガロウニが顔面へのパンチと腹へのヒザ蹴りを交互に入れて畳みかけると、アハガンはたまらず腹を押さえて崩れ落ちた。

 アハガンはそのまま立ち上がることができず、レフェリーが試合をストップ。ベルガロウニが秒殺TKO勝ちで再起戦を飾った。

▶︎次ページ:ライトヘビー級のニューカマー2人が格上相手に初陣飾る

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