【GLORY】元王者ドゥンベが代打出場選手を一蹴、負傷欠場の現王者に挑発メッセージ
Glory Sports International
「GLORY 60」
2018年10月20日(土・現地時間)フランス・リヨン パレ・ディ・スポール・デ・ジェルラン
Photo by Eric Coleman, Glory Sports International
▼メインイベント ウェルター級 3分3R
○セドリック・ドゥンベ(26=カメルーン/元GLORY世界ウェルター級王者、現同級2位)
判定5-0 ※30-24、29-25、29-25、29-25、29-25
●ジミー・ヴィエノー(23=フランス/GLORY世界ウェルター級11位)
今大会のメインイベントでは当初、GLORY世界ウェルター級王者ハルート・グレゴリアンが、ドゥンベを挑戦者に迎え、2度目の防衛戦に臨む予定であった。しかし、大会わずか3日前にグレゴリアンの負傷欠場とヴィエノーの代打出場が発表され、メインイベントはドゥンベvsヴィエノーのワンマッチに変更された。
ドゥンベは昨年8月にGLORY世界ウェルター級王座から陥落したが、その後も3勝1敗と勝ち越し。今年3月の次期挑戦者決定戦こそアリム・ナビエフに惜敗したが、5月の再起戦では元ルンピニースタジアム認定ウェルター級王者トンチャイ・シッソンピーノンをわずか33秒でKOするなど、健在ぶりを示している。
今回、急遽対戦が決まったヴィエノーもムエタイの強豪で、WBCやWPMFの世界ミドル級王座を獲得した実績を持つ。キックルールの試合にもたびたび出場しているが、GLORYのリングでは昨年10月のデビュー戦でナビエフに、今年3月の2戦目でアイヴァン・ダネンバーグに、いずれもスプリット判定で敗れており、未勝利の状況だ。
1R、試合が早々に動く。開始1分にドゥンベが右オーバーハンドで仕掛け、ヴィエノーが左ストレートを返してきたところでカウンターの左フック。この一撃でヴィエノーはダウンする。すぐに立ち上がったヴィエノーも、以降はドゥンベの追撃をガードとクリンチでなんとか潰しながら、カウンターの右フックやヒザ蹴りで応戦した。
2R、ヴィエノーが巻き返しを図る。なおも左右フックをフルスイングしてくるドゥンベに対し、ヴィエノーはスウェーバックとバックステップで空振りを誘いながら左ミドルと左ハイ。終盤にドゥンベがフックとアッパーのコンビネーションで仕掛けてくると、ヴィエノーにロープを背負わされながらもカウンターの左ストレートを合わせた。
しかし3R、ドゥンベが再び流れを引き戻す。早々にパンチをまとめて勝負に出たドゥンベは、ヴィエノーが強引に左ストレートを返してきたところで、右フックのクロスカウンターを炸裂させ、2度目のダウンを追加する。ヴィエノーはすぐに立ち上がるも足元がおぼつかず、終盤には右ハイで追撃に来たドゥンベを足払いで投げ飛ばしてしまい、減点を受けた。
試合をKOでフィニッシュさせることはできなかったが、ドゥンベが2度のダウンを奪って大差の判定勝ち。試合後の勝利者インタビューでは、負傷欠場した王者ハルートに対し、ドゥンベは「俺に怯えているのは分かっている。俺はいつまでもここにいるぜ。ベルトを取り返すまではな」と挑発的なメッセージを送った。
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