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【パンクラス】倒し倒されの大激闘で佐藤天がTKO勝ち

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2018/10/21(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

ハイキックを放つ栗秋(左)。古谷野(右)がかろうじてガードする

▼第5試合 REBELSルール(ヒジなし) 58kg契約 3分3R(延長1R)
●古谷野一樹(26=クロスポイント古賀/REBELS 57.5kg王者)
判定0-2 ※27-30、29-29、28-29
〇栗秋祥梧(23=クロスポイント吉祥寺)

 パンクラスとムエタイ&キックボクシングイベントのレベルスが完全グループ化したことにより、パンクラスのイベント内でキックボクシングの試合も組まれることになった。その第一弾となるのが、10勝のうち7勝がKOの強打者・古谷野と、Phoenixx祥梧から改名した栗秋。

 栗秋は九州のイベントで5冠王となり、KNOCK OUTや中国のクンルンファイトでも活躍している。

 1R、パンチでボディを攻めていく古谷野に栗秋は左フックをヒットさせると一気にラッシュを仕掛ける。その連打のスピードに場内からはどよめきが起きた。顔面、ボディへ被弾した古谷野も右ストレートを返す。

 2R、古谷野はボディを攻めつつ右ストレートを顔面へ。栗秋は前蹴りを多用し、ロー、ハイと蹴りを上下へ散らす。プレッシャーを懸けて手数を増やしていく古谷野。

 3R、古谷野が右ストレート、アッパーをヒットさせると栗秋も左フックで反撃。残り1分で両者打ち合いを展開する。手数を出して攻めるのは古谷野だが、栗秋は手数は少ないが強い一発を当てにいく。この強打がものを言ったか、判定2-0で栗秋が勝利を収めた。


冨樫(左)のジャブに対し、的確にパンチを当てていった上迫(左)

▼第4試合 ライト級 5分3R
●冨樫健一郎 (37=パラエストラ広島/パンクラス・ライト級8位)
TKO 3R 3分46秒 ※レフェリーストップ
〇上迫博仁(31=チームクラウド/和術慧舟會HEARTS/元DEEPフェザー級王者)

 前DEEP王者だった上迫は今年5月の『PANCRASE 296』のフェザー級戦でパンクラスデビュー予定だったが、過度な減量によりドクターストップ。試合は中止となった。今回はライト級に階級を上げ、仕切り直しのパンクラス・デビュー戦となる。

 対する冨樫は修斗を主戦場とし、2012年からはパンクラスにも参戦。過去2戦は強豪外国人選手に連敗を喫しており、ここで連敗をストップしたいところ。

 1R、軽快なステップを踏む上迫は右ボディストレート、冨樫はジャブを突き続け、上迫が入ってくると左右のパンチを細かく連打。上迫は大きいパンチと小さいパンチを織り交ぜて前へ出る。

 2R、上迫はジャブとローを出しながら、右の三日月蹴り、右ストレート、右アッパーでボディを徹底して狙い撃ち。冨樫もジャブを突き続けるが、上迫の右ショートもヒットする。

 3R、ワンツーを繰り出して前へ出る冨樫に、上迫は細かくパンチを当てていく。それでもジャブを突きながら前へ出る冨樫をステップワークでかわしていく上迫。冨樫のパンチをかわしながら上迫が放っていった右ストレートが冨樫の額を切り裂き、ドクターチェックでストップがかかった。

 ライト級転向初戦でTKO勝ちを収めた上迫は、「前回僕、試合を飛ばしちゃってやっとここで戦うことが実現しました。やっぱ怖いね。リングに上がるのは怖かったです。でも応援団がいっぱいいるので戦えました。ぶっちゃけ、今日はクソつまんない試合をしちゃったので、次はがっちり盛り上げてライト級のベルトを狙っていきます」と、パンクラスのライト級王座を奪いに行くと宣言した。

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