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【ROAD FC】藤田和之がチェ・ムベを初回TKO、48歳の大ベテラン対決を制す

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2018/11/04(日)UP

激しいパンチの応酬の末、ジョンヨン(左)がムギョム(右)から王座を奪った

▼メインイベント ROAD FCフェザー級タイトルマッチ 5分3R
○イ・ジョンヨン(22=韓国/挑戦者)
判定3-0
●チェ・ムギョム(28=韓国/ROAD FCフェザー級王者)
※ムギョムが4度目の防衛に失敗、ジョンヨンが新王座に就く。

 ムギョムは2014年2月に初代ROAD FCフェザー級王座を獲得し、以降はパンクラス同級王者マルロン・サンドロら強豪の挑戦を退け、3度の防衛を果たしてきた。戦績は8勝4敗。対する挑戦者ジョンヨンもROAD FC一筋で6勝1敗の好戦績を収めている。

 1R、構えをスイッチしながら左ミドルや右オーバーハンドで仕掛けていくジョンヨン。ムギョムは間合いを取りながら右インローを返す。徐々にパンチで打ち合う場面が増えると、終了間際にはムギョムが鋭いワンツーの連打、ジョンヨンがカウンターの右フックで、互いのヒザをマットに着かせ合う。

 2R、なおも緊迫感のある打撃戦が続く。互いにジャブを細かく突き合いながら、ムギョムは右ローと左の前蹴り、ジョンヨンが右ハイと右ローに繋げていく。ジョンヨンの意表を突くタックルをしっかりとがぶって潰したムギョムであったが、続くパンチの打ち合いでカウンターの右フックを被弾。ジョンヨンが更に強烈なパンチをまとめて、しっかりと優勢を印象付ける。

 3R、巻き返したいムギョムはフットワークと左ジャブを駆使していくが、ジョンヨンの左アッパーと右ストレートのコンビネーションを喰らって、右目の上を大きくカットされてしまう。ドクターチェックから試合は再開されるが、戦況は変わらず。終了間際には激しい打ち合いでムギョムはダウンも喫した。ジョンヨンが判定3-0で打撃戦を制し、新王者に輝いた。一方、敗れたムギョムはこの試合をもって、現役引退を表明した。


日本のリングでも活躍中の韓国女子MMA新星対決。ユリ(上)がソヒ(下)をチョークに捕らえるなど主導権を握り続けた

▼女子50kg契約 5分2R
○シム・ユリ(韓国)
判定3-0
●イム・ソヒ(韓国)

 ともに来日経験もある韓国女子MMA期待の新星が対戦。ユリは昨年3月に『ROAD FC』でプロデビューし、日本の『GRACHAN』にも参戦している。戦績は3勝2敗。対するソヒは2016年4月に同じくROAD FCでプロデビューし、戦績は2勝1敗。今年4月と7月に日本で『シュートボクシング』にも挑戦し、トップ選手のMIOを相手に1勝1敗の成績を残している。

 1R、いきなりパンチ連打で殴り合う両者。そのまま組みの攻防になると、ユリが足を掛けながらテイクダウンに成功する。ユリのアームロックを外して立ち上がるソヒ。ユリはしぶとく組み付いて、さらに4度のテイクダウンを重ねる。バックマウントを許すなどかなり劣勢を強いられていたソヒも、終盤にテイクダウンし返して意地を見せるが、ユリとのグラウンドの実力差は大きい。

 2R、ユリはパンチ勝負に出ようとするソヒを組んで潰し、再びテイクダウンする。ソヒはユリに袈裟固めから鉄槌連打を落とされるがなんとか脱出。ユリはなおも組み付いていき、グラウンド勝負に持ち込んで優勢のまま試合終了を迎えた。ユリが判定3-0で完勝。今年1月にGRACHANで挙げた白星に続き、2連勝となった。


▼無差別級 5分2R
○シム・ゴンオ(韓国)
TKO 1R 23秒
●ホ・ジェヒョク(韓国)

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