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【J-NETWORK】寺山日葵がMISAKIに涙のリベンジ、那須川天心も大喜びで祝福

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2018/11/20(火)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

1Rにダウンを奪われた涼介(左)だが、2Rに右ハイキックで逆転KO勝ち

▼第5試合 J-NETWORKウェルター級王座挑戦者決定戦 サバイバルマッチ1
●CAZ JANJIRA(31=JANJIRA GYM/J-NETWORKウェルター級2位)
KO 2R 2分55秒 ※右ハイキック
〇涼介(不死鳥道場/同級3位)

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)が保持するJ-NETWORKウェルター級王座への挑戦権を懸け、CAZと涼介が激突。

CAZ(左)が左ストレートで先制のダウンを奪った

 CAZはJ-NETWORKでデビューし、様々な団体でキャリアを積んできた。2017年3月から始まったウェルター級次期王者挑戦者決定トーナメントでは1回戦で敗れてチャンスを失っており、今回こそ挑戦権を得たいところ。対する涼介は新潟県にある不死鳥道場所属で、イノベーションなどで活躍してきた選手。

 1R、サウスポーのCAZに対して右ミドルを蹴っていく涼介。CAZは左ミドルと右ローを返していく。涼介が右ミドルを蹴ろうとしたところにCAZが左ストレートを抜群のタイミングで合わせてダウンを奪った。涼介は立ち上がるとCAZのパンチを浴びながらも右ミドルで体勢を立て直す。

 2Rも右ミドルを蹴っていく涼介。CAZの左ローが2度連続でローブローになってしまうアクシデントも。再開後、CAZは左ストレートを連打して前へ出る。CAZのパンチに涼介もパンチで応戦。涼介の右ミドルにはCAZがパンチの連打で対抗する。

 涼介の左フックがCAZを捉え、CAZが組み付いて来ると涼介は首相撲からのヒザ蹴り連打。離れると左ミドルを蹴ったCAZに、涼介はこの試合で初めて出す右ハイキック。これが見事に決まり、CAZは前のめりに倒れる。CAZは立ち上がろうとするもゴロンとリングに転がり、即座にレフェリーが試合をストップ。涼介のKO勝ちを宣告した。

 涼介は大の字となったCAZの周りで踊り狂い、「CAZ選手は強くて戦績も俺より全然上で。でも自分もどうしてもベイノア選手に挑みたくて。ベイノア選手は自分と同い年で、お笑い芸人で、強くて、自分の持っていないものを全部持っているんですよ。顔もカッコいいし。だから不細工な俺はキックボクシングの実力では勝ちたいので、顔と名前を憶えて次の試合も応援に来てください」と、打倒ベイノアを宣言した。

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1Rから強打を振るってアグレッシブに攻めた政所(左)

▼第1試合 J-NETWORKフライ級王座決定戦 3分5R延長1R
●遠山翔太(MONSTER GYM/同級1位)
判定0-2 ※49-49、48-49、48-49
〇政所 仁(魁塾)
※政所が新王座に就く。

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 政所は昨年10月のRIZIN福岡大会にてキックルールで石井一成と対戦し、打ち合いを制して勝利。一躍その名を轟かせた。今年2月のRISEでは元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者・奥脇一哉からも勝利、5月のRISEでは元Krush王者・瀧谷渉太にも勝利とノリにノっているアグレッシブファイター。

 対する遠山は昨年9月のRISEで初回KO勝ちを収め、今年2月のJ-NET大会ではキックのカリスマ・立嶋篤史の長男、立嶋挑己にも1RでKO勝ちを収めているMONSTER GYM期待の選手。

遠山(左)は左ジャブを多用して政所を入らせない

 1R、遠山は長いリーチを生かしたジャブを当てていく。政所は強い右ローを蹴り、左右フックを放つと遠山も打ち返してお互いにヒットを奪った。

 2Rも遠山が自分の攻撃が当たる距離を保つ。政所はじりじりと前に出てパンチを狙って行くが遠山の懐が深く入りきれない。政所は飛び込んでの左ストレートをヒットさせ、一気に距離を詰めると右ヒジから右フック、遠山もジャブと右ストレートで反撃。

 3Rもジャブで距離を取る遠山は、政所の右ストレートをもらうと首相撲からのヒザ蹴りに捕える。政所の飛び込んでのパンチが当たり始めるが、遠山のジャブも数多くヒット。

 4R、政所は左右のパンチでボディを攻め始め、左右ハイキックも放つ。距離を詰めて左右フックを放つ。打ち合いに持ち込む政所に遠山も打ち合いで応える。

 5Rもジャブを突いてくる遠山に政所は強引に入り込んで左右フック、左ボディブローをヒットさせていく。ジャブを貫く遠山に政所は関節蹴り。最後は打ち合いとなり、試合終了。

 対照的なスタイルの両者の戦いは判定2-0で政所が勝利し、新王座に就いた。政所は「大阪から来ました。こんなしょうもない試合をしてベルトを巻いちゃってすいません。プロになって初めてのベルトでめっちゃ嬉しいんですが、内容が内容なのでちゃんと喜べないので次はしっかり勝てるようにもっと練習します」と反省しきりだった。

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