【UFC】朱里が中国のハードパンチャーに打ち負け2連敗
▼セミファイナル ヘビー級 5分3R
○アリスター・オーフレイム(38=イギリス/K-1 WORLD GP 2010王者、元Strikeforce世界ヘビー級王者/UFC世界ヘビー級6位)
TKO 1R 4分21秒
●セルゲイ・パブロビッチ(26=ロシア)
アリスターは2016年9月に挑戦者として臨んだUFC世界ヘビー級タイトルマッチでKO負け。その後はマーク・ハントとファブリシオ・ヴェウドゥムのベテラン勢に勝利したが、フランシス・ガヌーとカーティス・ブレイズの次世代勢には敗れている。現在までの戦績は43勝17敗1ノーコンテスト。
そのアリスターが今回、連敗脱出を目指して対戦する相手は、UFC初参戦の新星パブロビッチだ。母国ロシアの『EFN(Eurasia Fight Nights)』で活躍し、戦績は12戦全勝と無敗を誇る。直近の試合は昨年11月で、“ヒョードル二世”とも呼ばれる世界サンボ選手権100kg超級王者キリル・シデルニコフに、初回TKO勝ちしている。
1R、互いに相手の出方をうかがう中、パブロビッチが強烈ワンツー。これはアリスターのガードの上を叩くが、その炸裂音に観客がどよめく。続いてアリスターが右フックから組みの攻防に持ち込んでヒザ蹴り。パブロビッチも下に潜り込んでタックルを仕掛けるが、テイクダウンには至らない。
両者がいったん離れると、今度はアリスターが右フックからパブロビッチを首相撲に捕らえてヒザ蹴り。これで転倒したパブロビッチは下でガードを固めんとするが、アリスターに強烈な鉄槌を一発落とされると頭を抱え込んでしまう。アリスターがそのまま追撃の鉄槌連打で、パブロビッチをサンドバッグ状態にし、レフェリーストップを呼び込んだ。
アリスターが無敗の新星を相手に初回TKO勝ち。昨年7月のファブリシオ戦以来、1年5カ月ぶりとなる白星を掴んだアリスターは、試合後に笑顔で復活を宣言した。
▼メインイベント ヘビー級 5分5R
○フランシス・ガヌー(32=カメルーン/UFC世界ヘビー級4位)
TKO 1R 25秒
●カーティス・ブレイズ(27=アメリカ/UFC世界ヘビー級3位)
両選手は2016年4月に一度対戦しており、当時、UFCで2戦目のガヌーが、初参戦のブレイズをパンチでドクターストップに追い込み、2R・TKO勝利を飾った。
ガヌーはブレイズ戦後も4連勝を飾り、今年1月にはUFC世界ヘビー級タイトルマッチに臨んだが、当時の王者スティペ・ミオシッチに判定負け。7月の再起戦でもデリック・ルイスに判定負けし、今回の試合で連敗脱出を目指す。
一方のブレイズはガヌー戦がプロ6戦目にして初黒星であったが、以降はマーク・ハントやアリスター・オーフレイムを破り、6戦5勝1ノーコンテストと無敗を維持する。
1R、テイクダウンを狙うブレイズの突進を捌くガヌー。両者がいったん距離を取り直し、ブレイズが左ジャブを突いた次の瞬間、ガヌーがかぶせるように強烈な右フックを浴びせる。
ブレイズはこの一撃で頭からマットに倒れ込んでダウン。ブレイズはふらふらと立ち上がるも、ガヌーの追撃の鉄槌連打で四つん這いとなり、レフェリーがここで試合を止めた。
試合時間わずか25秒。ガヌーが“怪物”らしい爆発力で復活の秒殺TKO勝ちを収めた。試合後、連敗脱出を果たしたガヌーは、「とても良い気分だ。まるで沼の底から這い上がってきたような感覚だよ。これで復活と言いたい。2018年は自分にとって厳しい年だった。それがまだ完全に終わった訳でもなく、さらなる成長が必要だ。キャリアの中でも特に学びが多い一年になったと思う」と安堵の表情を見せた。
ALL PHOTO=Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC
●編集部オススメ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】