【UFC】朱里が中国のハードパンチャーに打ち負け2連敗
Ultimate Fighting Championship
「UFC Fight Night 141」
2018年11月24日(土・現地時間)中国・北京 キャデラック・アリーナ
▼女子ストロー級 5分3R
○ヤン・シャオナン(29=中国)
判定3-0 ※三者とも30-27
●近藤朱里(29=VOS GYM/元Krush女子フライ王者、元パンクラス・女子ストロー級王者)
朱里はキックボクシングで2014年3月に初代Krush女子フライ級王座、MMA(総合格闘技)では昨年5月に初代パンクラス・女子ストロー級王座を獲得した実績を持つ。UFCでも昨年9月に白星デビューを飾ったが、今年5月の2戦目はわずか33秒でTKO負け。これがMMAプロ7戦目にして初黒星で、今回の試合は半年ぶりの再起戦となる。
対戦相手のシャオナンは激しい怒りを意味する“Fury(フューリー)”を異名に持つアグレッシブな選手で、MMA戦績は9勝1敗1ノーコンテスト。昨年11月から参戦しているUFCでは、現在までに2戦2勝と負け無しだ。
1R、攻撃の一発一発に気合いの声を張り上げるシャオナンは、右ローからの左フック、左インローからの右ストレートなど、蹴りからパンチに繋げるコンビネーションが鋭く、手数も多い。朱里もワンツーから果敢に打ち合おうとするが、パンチの回転力とパワーで勝るシャオナンにヒットを許す展開が続く。シャオナンの関節蹴りも厄介だ。
2R、なおも気合いを全面に押し出して強力なパンチを振るうシャオナンに対し、朱里は首相撲に持ち込んでのヒザ蹴りで応戦。さらに朱里の右ストレートもたびたびヒットするようになるが、それ以上にシャオナンがパンチを3連打、4連打、5連打と繰り出し、手数と有効打を重ねていく。
3R、ワンツーを突き合っても頭が揺れるのは朱里の方。シャオナンは朱里の左右ミドルが届く前に、右ストレートや右フックを先手先手で入れていく。朱里も下がらずにクリンチからのヒザ蹴りやバックハンドブロー強襲を見せるが、シャオナンの横蹴りを顔面にもらってしまう場面も。強気なシャオナンは終了間際にバックハンドブロー5連打を放つなど、最後までアグレッシブな姿勢を崩さなかった。
勝敗の行方は判定に持ち込まれ、打撃戦を終始支配したシャオナンに軍配。朱里は2連敗となった。
▶︎次ページ:アリスターは4分21秒、ガヌーはわずか25秒で衝撃のTKO勝ち
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】