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【UFC】元王者ドス・アンジョス、絶好調ウスマンに完敗

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2018/12/01(土)UP

ウスマン(右)が強力なパンチでドス・アンジョス(左)にケージを背負わせる

Ultimate Fighting Championship
「TUF 28 Finale」
2018年11月30日(金・現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガス パール・シアター
Photo by Chris Unger/Zuffa LLC/UFC

▼メインイベント ウェルター級 5分5R
○カマル・ウスマン(31=ナイジェリア/UFC世界ウェルター級5位)
判定3-0 ※50-43、49-45、48-47
●ハファエル・ドス・アンジョス(34=ブラジル/UFC世界ライト級王者/現UFC世界ウェルター級3位)

 元UFC世界ライト級王者のドス・アンジョスは、2016年11月のウェルター級転向初戦から3連勝と好調であったが、今年6月の同級世界暫定王座決定戦でコルビー・コヴィントンに判定負け。今大会ではUFC戦績8戦全勝の強豪ウスマンを相手に再起戦となった。

 1R、ウスマンが打撃を交換してはタックルでテイクダウンと組みの攻防に持ち込む展開が続く。ドス・アンジョスは組み際を飛びヒザ蹴りで狙う場面もあったがヒットならず。終盤にはテイクダウンから上を取ったウスマンがパンチで攻め込む。

 2R、ウスマンがドス・アンジョスをケージに押し込んだ状態をキープし、2分が過ぎたところでタックルに切り替えてテイクダウン。ウスマンはドス・アンジョスの下からのアームロックにヒヤッとさせられるが、これは前転して脱出する。直後に組みの攻防の中で、ドス・アンジョスが脳天打ち下ろしのエルボー、ウスマンが斜め斬り込みのエルボーをヒットさせ合う。

 3R、プレッシャーを受けてケージ際まで後退するドス・アンジョスに対し、ウスマンがクリンチに捕らえながら怒濤の右ボディ連打、さらにタックルでテイクダウンも決める。ドス・アンジョスは立ち上がるものの、ウスマンのタックルと組み付きに手を焼く展開が続く。

 4R、ウスマンの強力なパンチのコンビネーションを前に、ケージを背負うドス・アンジョス。ウスマンはタックルでテイクダウンし、ドス・アンジョスが少しでもスクランブルの動きを止めると、すかさずエルボーと鉄槌を落とす。

 5R、ウスマンが踵落としからすかさず右ストレートを入れ、ドス・アンジョスに再びケージを背負わせる。ウスマンはこれまで通り、すぐにパンチをまとめてタックルでテイクダウン。ドス・アンジョスは下からチョークを狙うも極まらず。ウスマンは上をキープしながらエルボーと鉄槌を落とし続けた。

 ジャッジ1名が50-43の大差を付ける内容で、ウスマンが判定3-0の圧勝を決め、UFCデビュー戦から続く連勝を「9」へと更新。ドス・アンジョスは2連敗となった。

▶︎次ページ:ベナビデスが“一晩で2度”のTKO勝ち、元SEI☆ZAのユリアがUFC初のリトアニア人選手として出場

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