【ベラトール】元二階級王者ジョー・ウォーレン、初回TKO負けで再起ならず
Bellator MMA
「Bellator 210」
2018年11月30日(金・現地時間)アメリカ・オクラホマ州タッカービル ウィンスター・ワールド・カジノ&リゾート
▼バンタム級 5分3R
○ショーン・バンチ(35=アメリカ)
TKO 1R 1分42秒
●ジョー・ウォーレン(42=アメリカ/元Bellator MMA世界バンタム級&フェザー級王者)
ウォーレンは2009年に日本の『DREAM』でプロデビューしたベテラン。翌年のプロ4戦目から『Bellator MMA』に移り、フェザー級とバンタム級の二階級制覇を達成するなど活躍した。近年は勝ち負けを交互に繰り返しており、今年3月の前戦では強豪ジョー・タイマングロにスプリット判定負け。戦績を15勝7敗とし、今回の再起戦に臨む。
対戦相手のバンチは12年のプロデビューから3年間はBellator MMAで活動。ここ4戦を他団体で過ごし、今回が古巣復帰戦となる。戦績は7勝3敗。
1R、ウォーレンが左ジャブの連打から前蹴りに繋げようとしたところで、バンチが狙いすました右ストレートを叩き込む。早々にビッグヒットを許したウォーレンは、続くバンチの鋭いワンツー攻めの前にケージ際まで後退。バンチはタックルからパンチのラッシュに切り替えて一気にフィニッシュを狙う。
距離を取ろうとするウォーレンに対し、バンチは飛びヒザ蹴り。ウォーレンはなんとか首相撲に持ち込もうとするが、一瞬間が空いたところで左右フックの連打を浴びて万事休す。ウォーレンが頭を抱え込んだまま動けなくなると、レフェリーが試合を止めた。
バンチが古巣復帰戦で元二階級王者のベテランからTKO勝ちを飾り、セコンドに就いた同門のUFC世界ヘビー級&ライトヘビー級王者ダニエル・コーミエがこれを祝福。一方、ウォーレンは厳しい2連敗となった。
▼女子フライ級 5分3R
○クリスティーナ・ウィリアムス(29=アメリカ)
判定3-0 ※29-28、30-27、30-27
●ブルーナ・エレン(22=ブラジル)
ウィリアムスはBellator MMA女子部門のホープで、昨年10月に元ボクシング女王ヘザー・ハーディーを打撃で圧倒して鮮烈プロデビュー。今年3月の2戦目ではタイトルマッチ経験者エミリー・ダコーティも破った。6月の3戦目こそ、元UFCの強豪ヴァレリー・レターノーに敗れたが、判定まで持ち込んでいる。
一方、対戦相手のエレンも15年3月のプロデビューから4勝1敗の好戦績を収めており、Bellator MMA女子フライ級のトップ戦線進出を狙う選手の一人だ。
1R、ケージ中央からプレッシャーをかけていくウィリアムスに対し、エレンは左右へステップ。エレンが鋭い踏み込みからワンツーを入れると、その離れ際をウィリアムスが左ハイで狙う。エレンは左右フックからの飛び込み際、ウィリアムスに左ジャブやエルボーをたびたび合わされ、次第に左目が腫れ、鼻からは出血も見られる。
2R、なおもワンツーを打っては離れるヒットアンドアウェイのエレンに対し、ウィリアムスはワンツー返しから右ハイと右サイドキックのコンボ。エレンの右オーバーハンドには、ウィリアムが返す刀で右ハイを蹴り、互いに譲らず。打ち合いの中でウィリアムスは前蹴りをキャッチされてテイクダウンを許すが、すぐに下から両足で突き放して立ち上がる。
3R、エレンのフットワークと一瞬の隙を付いた組み付きの前に攻めあぐねている印象のウィリアムス。しかし、残り2分のところで組み付いてきたエレンをウィリアムスが逆に押し倒してテイクダウンを決める。ウィリアムスはグラウンド勝負にはいかず、スタンドに戻して打撃戦を続行。エレンのしぶとい組み付きも捌き続けたウィリアムスが、判定3-0で再起戦を飾った。
▶︎次ページ:15勝15フィニッシュの強豪がまたも一本勝ち
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