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【ベラトール】ベテランキックボクサーのカラケス、MMAデビュー戦でTKO負け

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2018/12/03(月)UP

両腕を封じられた状態でパンチを落とされるカラケス(下)

Bellator MMA
「Bellator 211」
2018年12月1日(土・現地時間)イタリア・ジェノア RDSスタジアム
Photo by Bellator

▼セミファイナル 5分3R
○ドミンゴス・バホス(26=ポルトガル)
TKO 1R 2分53秒
●ヘスディ・カラケス(34=エジプト/元IT’S SHOWTIME世界ヘビー級王者)

 カラケスは『K-1 WORLD GP』『IT’S SHOWTIME』『GLORY』などで活躍したベテランキックボクサー。今年3月にはGLORYのリングで、“悪童”バダ・ハリと約7年半ぶりに再戦したことが話題となった(カラケスが判定負け)。その後、妻のデニス・キーホルツが活躍する『Bellator MMA』と契約を結び、MMA(総合格闘技)に初挑戦することが決定。今回がその初陣となる。

 対戦相手のバホスもBellator MMA初参戦の選手だが、すでにMMAで5戦全勝の戦績をマークしており、カラケスにとってはかなりの強敵だ。

 1R、カラケスが右ローを蹴るとすぐさま組みつくバホス。カラケスはテイクダウンさせまいと踏ん張り、逆にバホスを転倒させてみせる。打撃で勝負したいカラケスはすぐに立ち上がって左ジャブ。しかし、バホスに右フックからのタックルで飛び込まれると、今度はカラケスもカットすることができずにテイクダウンを許してしまう。

 バホスは足と腕を使って相手の両腕を封じるマットヒューズポジションから、カラケスの顔面目がけてパンチを連打。さらにバホスはマウントに移行して、容赦なく左右のパンチを落としまくる。カラケスが顔面を両手で覆ったまま何もできなくなると、レフェリーが試合を止めた。バホスが初回TKO勝ちで無敗をキープ。カラケスはMMA黒星デビューとなった。


カウピネン(左)の左フックで完全に目が飛んでしまったサカラ(右)

▼メインイベント ライトヘビー級 5分5R
○ケント・カウピネン(26=イギリス) 
KO 1R 1分10秒
●アレッシオ・サカラ(37=イタリア)

 サカラは2005年にイタリア人として初めて『UFC』に参戦したことで知られるベテラン選手。UFCには約8年間在籍した。16年からはBellator MMAのイタリア大会で活躍。昨年12月にはBellator MMA世界ミドル級タイトルマッチにも挑んだが、当時の王者ハファエル・カルバーリョに秒殺KO負けを喫した。今年7月の再起戦を初回TKO勝ちで飾り、今大会で連勝を狙う。

 対するカウピネンはイギリスのローカル団体で経験を積んだ選手。今年5月のBellator MMAデビュー戦は一本負けで落としている。

 1R、カウピネンが左右に動き回りながらボディと顔面にパンチを散らし、サカラはこれを追い掛けながらワンツーと左ハイ。徐々に間合いが狭まると、サカラが左手を前に出しながら右ストレートの狙いを定めんとする。

 しかし、サカラは一瞬動きを止めたところで、カウピネンの電光石火の左フックを被弾。アゴを打ち抜かれたサカラは後方にばたりと倒れた。地元の英雄のまさかの姿に静まり返る観衆。カウピネンが秒殺KO勝ちでアップセットを起こした。


▼ライト級 5分3R
○ペドロ・カルバリョ(ポルトガル)
一本 1R 43秒 ※ギロチンリョーク
●ルカ・ヴィターリ(イタリア)

▼ミドル級 5分3R
○アレン・アメドフスキー(マケドニア)
KO 1R 12秒
●イブラヒム・マネ(フランス)

▼ウェルター級 5分3R
○キーファー・クロスビー(アイルランド)
判定3-0 ※三者とも30-27
●オーランド・ダンブロージオ(イタリア)

▼ウェルター級 5分3R
○ジョルジオ・ピエトリーニ(イタリア)
KO 1R 20秒
●ネマニャ・ミラコヴィッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

▼ウェルター級 5分3R
○アンドレア・フージ(イタリア)
判定2-1 ※29-28、29-28、28-29
●ウォルター・プリエーゼ(イタリア)

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