【ベラトール】女王マクファーレンが過去最強の敵に一本勝ち、故郷で涙のV2
リョート・マチダが元ベラトール王者との流血の激戦を制すBellator MMA
「Bellator 213」(2P目)
2018年12月15日(土・現地時間)アメリカ・ハワイ州ホノルル ニールS.ブライスデル・センター
Photo by Bellator
▼セミファイナル 186.5ポンド契約 5分3R
○リョート・マチダ(40=ブラジル/元UFC世界ライトヘビー級王者)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●ハファエル・カルバーリョ(32=ブラジル/元Bellator MMA世界ミドル級王者)
※カルバーリョは計量オーバーのため、対戦相手に報奨金の20%を罰金として支払う。試合はキャッチウェイトで実施。
リョートは2009年にUFC世界ライトヘビー級王座を獲得した実績を持つ人気選手。昨年5月のビクトー・ベウフォート戦でKO勝ちを収めたのを最後にUFCを離れ、Bellator MMAへの移籍を選択した。今大会で新天地デビューとなる。
対戦相手のカルバーリョは前Bellator MMA世界ミドル級王者の強豪。今年5月に迎えた4度目の防衛戦で、ゲガール・ムサシにTKO負けして王座陥落となったが、それまでは15連勝という快進撃を続けていた。今回の試合が王座陥落からの再起戦となる。
なお、カルバーリョは前日計量でミドル級リミットの185ポンド(約83.91キロ)をパスできなかったため、試合は186.5ポンド(約84.59キロ)のキャッチウェイトで実施された。
1R、サウスポーのリョートが左ミドルで先制。カルバーリョーは組みついてヒザ蹴りを入れるが、ローブローとなってしまいブレイクが入る。再開後、カルバーリョは組み際に右ストレートをヒットさせ、右ハイに合わせたタックルでテイクダウンも奪う。リョートはすぐに立ち上がったが、鼻からの出血が多い。
2R、巻き返したいリョートは右手を前に出しながら左ハイと左ミドルを連続で飛ばす。右ストレートを入れてまたすぐに組みつくカルバーリョ。試合がそのまま膠着したため、レフェリーが両者を離して再開させる。リョートは間合いを図りながら上中下の蹴りを散らすが、カルバーリョのワンツーで吹っ飛ぶ場面もあった。
3R、カルバーリョがパンチのコンビネーションでさらに攻勢を強める中、リョートは起死回生のタックルでテイクダウンを決めてマウントも奪取。カルバーリョもリョートがパンチを落としたところで、下から引っくり返してスタンドに戻す。終盤にもリョートが組み勝ってテイクダウンを追加し、さらに渾身のチョークで絞め上げるもタイムアップとなった。
勝敗の行方は判定に持ち込まれ、最終3Rに猛反撃をみせたリョートにスプリットで軍配。苦戦の末に新天地初陣を飾ったリョートは、「力強いパンチにテイクダウン。カルバーリョは本当にタフな相手だった。鼻が壊れたかもしれないが問題ない。次はチャンピオンと戦いたい」とアピールも忘れなかった。
▼Bellator MMAウェルター級グランプリ 1回戦(2) 5分5R
○ネイマン・グレイシー(30=ブラジル)
一本 4R 2分17秒 ※リアネイキドチョーク
●エド・ルース(28=アメリカ)
※ネイマンが準決勝に進出。
1R、パンチの交錯から組みつくネイマンだが、小外刈りでテイクダウンを決めたのはルース。ネイマンもすかさず三角絞めに捕らえる。ルースは懸命に潰して間一髪で脱出。スタンドに戻ると、ルースが左ジャブとワンツーで手数を増し、ネイマンも組み際にスタンディングチョークを狙うなど譲らない。
2R、ネイマンがタックルを仕掛けると、ルースは倒れ際に引っくり返してみせる。上をキープするルースに対し、ネイマンは残り1分のところで腕十字。ルースが腕を引き寄せて耐えると、ネイマンは三角絞めに切り替えるが時間が足りず。
3R、打撃で前に出る両者。ルースが左ジャブと左右ロー、ネイマンがパンチのコンビネーションの中で右アッパーをそれぞれヒッットさせる。ネイマンは前蹴りをすくわれて転倒するが、ルースを足関節技で引き寄せて、オモプラッタや腕十字でたたみかけていく。ルースも間一髪のところで脱出し続ける。
4R、ネイマンがタックルから幸先良くテイクダウンし、すぐにマウントも奪取。ルースがうつ伏せになると、ネイマンはパンチを落としてチョークを仕掛ける。今度こそネイマンがしっかりと極め、ルースはタップ。ネイマンが一本勝ちでトーナメント初戦突破&準決勝進出を決めた。
▶︎次ページ:前回15秒KO負けのキング・モーが再起戦
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