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【イノベーション】トーナメントは“大穴”浅川大立が“本命”高橋聖人を破り優勝

タナンチャノックが白築杏奈下し新王座に就く
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2018/12/26(水)UP

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タナンチャノック(右)の強烈な右ミドルに顔をゆがめる白築(左)

Japan Kickboxing Innovation
「第5回岡山ジム主催興行」(2P目)
2018年12月16日(日)岡山武道館

▼第14試合 株式会社ミズケイ presents WPMF女子世界フライ級タイトルマッチ 2分5R
●白築杏奈(KICKBOXING CLUB/王者)
判定0-2 ※48-49、49-49、48-49
〇タナンチャノック・ゲーオサムリット(タイ/挑戦者)
※タナンチャノックが新王座に就く。

「挑戦者の気持ちでいく」と試合前から明言していた白築は、その言葉の通り、試合開始からすぐにパンチで突進し倒しにいく。

 テクニシャンのタナンチャノックは、咄嗟に肘打ちをあわせ、キレのある右ミドルキックを叩きつける。
勝負は、この白築の突進パンチ、タナンチャノックのミドルキックに終始した。

 白築は「ガードするくらいなら相打ちでもパンチを叩き込む」という選択をしたのか、タナンチャノックの鋭い蹴りを一切カットすることなく、中盤までに白築の左わき腹は真っ赤に腫れ上がる。

 パワー×テクニックの典型の展開ながら、白築の気迫に負けず、タナンチャノックも声を張り上げて反撃し、精神面でも激しくノンストップで激突を繰り返す。
タナンチャノックの意外な一面は、力強い白築の首相撲をほとんど技術で封じ込めたこと。これにより一方的な白築の攻勢場面は、ほとんど見られず、闘牛士のように舞い戦うことができた。

 白築の大応援団の声援は、昨年の岡山興行(世界挑戦時)同様に凄まじく、そんなアウェーでも気力負けしないタナンチャノックも流石。フルラウンドの打ち合いは判定2-0となり、ジャッジはタイ人選手を新女王として支持した。

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