【イノベーション】トーナメントは“大穴”浅川大立が“本命”高橋聖人を破り優勝
Japan Kickboxing Innovation
「第5回岡山ジム主催興行」(4P目)
2018年12月16日(日)岡山武道館
▼第11試合 72kg契約 3分3R 坂本隆行引退試合
〇フェニックス森田(米子ジム/ルンピニージャパン・スーパーウェルター級8位)
TKO 1R 1分44秒 ※レフェリーストップ
●坂本隆行(岡山ジム)
岡山興行で欠かせない人気選手、坂本がこの試合で引退を先に表明。相手の森田は、3年前に坂本に勝利しており再戦となる。大応援団のお祭り騒ぎの声援を受けて派手に入場する坂本。同じく近隣の米子市から駆け付けた応援団も負けじと森田の入場を盛り上げる。
試合は予想通りの坂本が一発狙いの大振り右フックを森田がかわす展開。森田がロープ際のヒザ蹴りで左目尻をカットさせ坂本が流血。K-1エースの武尊の元師匠だけある森田は、ここに前蹴りを合わせる対策をしており、これがズバリと決まる。
一度、ニアダウンの転倒があった後、森田が左前蹴りを坂本のフックにカウンターで顔面を打ち抜きレフェリーストップで坂本最後の戦いは終わった。試合後、坂本には惜別の10カウントゴングが贈られた。
▼第10試合 セントラルグループ presents 岡山キックボクシング59kg賞金トーナメント 準決勝戦 3分3R延長1R
〇浅川大立(ダイケンスリーツリー/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONフェザー級王者)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-9
●浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/ILFJ認定ラウェイ王者、元WPMF日本スーパーバンタム級王者)
※浅川が決勝へ進出。本戦の判定は28-28、29-28、28-28
1回戦をフルラウンド戦った疲弊など皆無なのか、それとも速攻KOで終わらせようというのか、浅川がゴング直後から猛然とラッシュをかける。それを見越したかのように浜本は、サークリングでいなす展開。
突進してのワンツーを中心に手数足数は盛んながら、浜本はタイミングを見計らった単発強打を振るう。勢い的に浅川が呑み込みにかかるかと思われた刹那、浜本が回り込みながら引っ掛けるような左フックでダウンを奪取。意外な展開に場内騒然となる。
そこからの2R、ポイントを取り返すべく浅川がますますギアを上げてる中、浜本はカウンター狙いとラッシュを首相撲またはクリンチでかわす。
続く3R、このままでは判定負けしてしまうであろう浅川は、ひたすらに前進しパンチとローキック、ヒジを振り回す愚直な戦略のようでありながら、段々とその攻撃嵐に浜本が巻き込まれ、浅川が言うところの「バチバチの打ち合い」に付き合わされてしまう。
このラウンドが終わり判定は、1名が浜本を支持するも2名はドローでマスト判定の延長戦へ。勢いからすると浅川有利かと思われながら、前半を支配したのは、こちらも必死の浜本。ボディーブローなどで浅川は失速していくように思われながら、またも後半に入ると浅川がラッシュ。ゴング間際は一方的になって試合終了。判定は3-0で浅川の逆転勝ちとなった。
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