【DEEP KICK】内藤凌太が新王者に、他団体王者と鈴木真彦に対戦アピール
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宮崎（左）が得意のローで難敵スンヒョン（右）を下した
▼セミファイナル1 DEEP☆KICK -57.5kg級王座決定トーナメント1回戦Aブロック 3分3R延長1R
●イ・スンヒョン（韓国／X-PERT GYM）
判定0-3 ※28-30、28-30、29-30
〇宮崎就斗（TARGET）
※宮崎が4.7準決勝Aブロックに進出。
事実上の決勝戦ともいわれるカードがAブロック1回戦で組まれた。イ・スンヒョンvs宮崎就斗がそれだ。スンヒョンは昨年7月のDEEP☆KICKで行われた日韓対抗戦で韓国側では唯一白星を上げた選手だ。
対する宮崎就斗は昨年6月に開催された「Road to RIZINキックトーナメント」で藤田大和を撃破して名を上げた遅咲きの星。巷では「どちらが勝ってもおかしくない」という声が多かったが、勝ち名乗りを上げたのは宮崎の方だった。
1Rから前回にも増して強いプレスをかけてくるスンヒョンに対して、宮崎はテンカオとローキックで対抗する。スンヒョンはローをカットしないので、宮崎のセコンドからは「効いている」という声が飛んだ。それでも、なんて頑丈な選手なのだろう。スンヒョンは鉄火面のままだ。
2R、スンヒョンは反撃を開始。パンチの連打をクリーンヒットさせ、相手の足を止める。ダメージを受けた宮崎はクリンチで凌ぐしかなかったが、ラウンド終盤にはテンカオで逆襲に成功し、不敵な笑みを浮かべた。
そして3R、宮崎がミドルやテンカオで前に出ると、スンヒョンはスリップダウンを喫するなど防戦一方に。その後、宮崎は怒濤のローの連打でこの韓国人ファイターの動きを完全に止め、勝利を決定づけた。
試合後、宮崎は2Rにパンチをもらったのは油断だったと勝負を振り返る。「一瞬ヒヤッとしたけど、負けられないという思いの方が強かった。準決勝（VS雄大）こそしっかり倒したい。このトーナメントは僕が優勝しなければならないと思っています」
これまでここぞという大一番を落とすことが多かった遅れてきた男は、大阪で初戴冠を達成できるか。
佐藤（右）がヒザ蹴りをボディに効かせてミンファン（左）を破った
▼第7試合 DEEP☆KICK-60kg 3分3R
○佐藤 亮 (NJKF健心塾)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
●キム・ミンファン (X-PERT GYM/韓国)
勝負のクライマックスは第2R。佐藤がカウンターのヒザ蹴りを連打すると、ミンファンは失速。3Rには度重なるホールディングで注意を受けてしまう。
その後ボディフックで佐藤の腹を効かせるが、試合の流れをひっくり返すまでには至らず。佐藤が3-0で勝利を収めた。
この一戦に進退をかけていたというミンファンはこのまま引退。トレーナーの道を進むことになりそうだ。
▼第6試合 DEEP☆KICK-55kg 3分3R
○鷹介 (魁塾)
判定2-0 ※29-29、30-29、29-28
●厳基 (月心会チーム侍)
▼第5試合 51kg契約 3分3R
●KING TSUBASA（ロイヤルキングス）
判定0-2 ※29-30、29-29、28-30
〇黒田斗真（隆拳塾）
▼第4試合 -53kg級 3分3R
〇野田 蒼（月心会チーム侍）
判定3-0 ※30-28、30-28、30-29
●翔太YAMATO（大和ジム）
▼第3試合 DEEP☆KICK-60kg 3分3R
●元 義明 (NJKF誠輪ジム)
TKO 1R 2分25秒
〇海月 (D.O.T)
▼第2試合 DEEP☆KICK-60kg 3分3R
●岩KING (NJKF心将塾)
TKO 2R 2分38秒
〇岩郷泰成 (MAD CRIB GYM)
▼第1試合 61kg契約 3分3R
〇成尾拓輝 (究道会館)
TKO 1R 34秒
●蓮YAMATO (NJKF大和ジム)
〈オープニングファイト〉
▼OP第7試合 NEXT☆LEVEL 67kg契約 2分2R
○柴田凛太郎 (モンスタージャパン)
判定2-0 ※20-19、20-19、19-19
●永井卓海 (NJKF誠輪ジム)
▼OP第6試合 NEXT☆LEVEL 55kg契約 2分2R
●三好翔太郎 (猛志會)
判定0-2 ※19-20、19-20、19-19
○梅永海世 (NJKF理心塾)
▼OP第5試合 NEXT☆LEVEL 60kg契約 2分2R
○松崎亮磨 (T.B.NATION)
判定3-0 ※三者とも20-18
●小泉 涼 (魁塾京都)
▼OP第4試合 アマチュアミネルヴァ 50kg契約 1分3R
●伊勢桜花 (武心會)
判定0-3 ※28-30、28-30、29-30
○重村希海 (真門伊藤道場)
▼OP第3試合 NEXT☆LEVEL 51kg契約 2分2R
○吉村一航 (真門teamsol)
判定3-0 ※三者とも20-18
●後藤由知 (相補体術)
▼OP第2試合 NEXT☆LEVEL 32kg契約 2分2R
○細見樹斗 (ROYAL KINGS)
判定3-0 ※三者とも20-19
●上窪 星 (NJKF闘拳塾)
▼OP第1試合 NEXT☆LEVEL 37kg契約 2分2R
○大野心寿 (モンスタージャパン)
判定3-0 ※20-19、20-19、20-18
●岡林 昊 (直心会)
文：スポーツライター 布施綱治
写真：石本文子 (235photo)
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