【ONE】秋元皓貴が3度のダウンを奪い6年ぶり復帰戦に勝利
▼第8試合 SUPER SERIES ムエタイルール フライ級 3分3R
●ファディ・カレッド(23=チュニジア)
判定0-3
〇ロッタン・ジットムアンノン(21=タイ)
那須川天心と激闘を繰り広げたロッタンは昨年9月に続いて2度目の参戦。カレッドはタイに住み、タイで開催されているムエタイの国際イベント『MAX MUAYTHAI』でタイ人との試合経験も豊富な選手だ。この試合はMMA(総合格闘技)用のオープンフィンガーグローブを使用してのムエタイルール(ヒジ打ち、首相撲あり)で行われる。
1R開始と同時に前へ出るロッタンに蹴りを見舞うカレッドだが、ケージ際に追い込まれて連打からの左ハイキックでロッタンにダウンを奪われる。首相撲勝負になるとロッタンはカレッドを転倒させていく。場内が大歓声に包まれる中、ロッタンはどんどん前へ出てフックを放つ。カレッドはヒジとミドルを放つが、ロッタンの前進を止めることが出来ない。
2Rも勢いよく前へ出るロッタン。左ミドルの連打と前蹴りでカレッドを追い回す。カレッドもパンチと左ミドルを放つが後退。ロッタンが“来い”と手招きすると場内は大歓声。
3Rもロッタンは前へ出て攻め続ける。ヒジを繰り出すカレッドだが、すぐにしゃがみ込んでしまうため注意を受ける。ロッタンの左右フック連打にヒジで抵抗するカレッド。クリンチすると場内は大ブーイングだ。右ロー、ボディと攻めるロッタンはカレッドが組んでくると投げ捨てる。最後までロッタンが追いかけ回す展開となり、ロッタンの判定勝ち。場内の大声援を浴びた。
▼第4試合 SUPER SERIES ムエタイルール フライ級 3分3R
〇エリアス・マムーディ(21=アルジェリア)
判定3-0
●小笠原裕典(26=クロスポイント吉祥寺)
小笠原は2017年1月にINNOVATIONスーパーバンタム級王座に就き、同年6月にはWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者にもなって二冠王に。その後タイトルを返上し、2018年6月からONEに参戦。初戦はバックスピンエルボーで鮮烈なKO勝ちデビューを飾ったが、9月の第2戦では元WBCムエタイ世界フェザー級王者ハキム・ハメッシュに初回KO負けを喫し、今回が再起戦。
対戦相手のマムーディは2016~2018年にK-1とKrushに4度来日。戸邊隆馬には判定勝ちしているが、小澤海斗、西京春馬、村越優汰にはいずれも判定負け。ただし、村越から右ストレートでダウンを奪い、判定2-1の僅差で敗れているだけに侮れない。この試合もMMA(総合格闘技)用のオープンフィンガーグローブを使用してのムエタイルールで行われる。
1R序盤から攻めるのはマムーディ。顔面前蹴り、首相撲からのヒザと崩し、バックハンドブロー、右ハイキックと大技を連発。さらに右ヒジで早くも小笠原は流血。一方的に攻められる小笠原の流血がひどくなり、ドクターチェックが入る。巧みな首相撲からのヒジとヒザで小笠原を圧倒するマムーディは、離れ際に鋭いハイキック。終盤、小笠原はヒジにパンチで反撃する。
2Rも顔面前蹴りを当てに行き、ヒジで突っ込んでくるマムーディ。飛び込むような右ストレートをヒットさせ、続く右の追撃で小笠原がダウン。マムーディはさらにバックスピンキックも放つ。マムーディのヒジとヒザ、首相撲、回転技に圧倒される小笠原。
しかし3R、小笠原が左ストレート、左フックをヒットさせる。マムーディもワンツーを返す。残り1分でパンチとヒジの打ち合いを挑む小笠原だが、マムーディがスピードと手数で上回る。それでも小笠原は最後まで逆転を狙って打ち合いに行ったが、最後は首相撲で豪快に転倒させられた。
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