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【Krush】江川優生が涙の初戴冠、3人の新王者誕生

晃貴が萩原秀斗を判定で下し第4代バンタム級王者に
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2019/01/26(土)UP

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右ストレートを繰り出す晃貴(右)

Krush実行委員会
「Krush.97」(2P目)
2019年1月26日 (土)東京・後楽園ホール

▼トリプルメインイベント第1試合(第7試合) Krushバンタム級王座決定戦 3分3R延長1R
●萩原秀斗(24=K-1ジム総本部チームペガサス) 
延長R 判定0-3 ※三者とも9-10
〇晃貴(20=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
※晃貴が第4代王座に就く。本戦の判定は28-30(晃貴)、29-29、30-30

 萩原は9勝(3KO)11敗3分の戦績だが、2018年10月のKrush初参戦で勝利を収め、今回の王座決定戦に大抜擢された。

 晃貴は5勝(2KO)3敗1無効試合の戦績を持ち、2連勝で今回の王座決定戦に臨む。同じ鳥取県米子市出身の武尊の後輩であり、父親は武尊にキックボクシングを教えた最初の師匠でもある。セコンドにはその武尊が就いた。

 1R、パンチを出しながら前に出るのは晃貴。萩原は下がりながらの前蹴りとミドル。晃貴は思い切ったフックを放っていき、萩原は右ミドルと右ローで応戦した。

 2R、晃貴の右ストレートが萩原を捉え始める。萩原は右ミドルを連打し、終盤になるとパンチでも打ち合う。思い切りのいい晃貴の手数が目立った。

 3Rは萩原もパンチで勝負をかける。豪快にパンチを打ち込む晃貴は右をねじ込んでいく。萩原も負けじと打ち返してミドルにつなぐ。右ハイから萩原が打ち合いに行き、右ストレートをヒットさせる。晃貴も右フックを返す。打ち合いの中、終了のゴングが鳴るが判定はドロー。

 延長R、右フックをねじ込むように打つ晃貴。萩原は隙を見て右ハイを狙う。パンチを出してどんどん前へ出る晃貴に対し、疲れの見える萩原はクリンチ。萩原はボディを打っての右ストレートを放つが、晃貴の右フックのインパクトが強い。

 判定は3-0で晃貴が勝利。ベルトを巻いた晃貴は「このベルトは自分一人の力では獲れない、自分の親や先輩に鍛えてもらって。本当にありがとうございます。自分はデビューしてからK-1に1度も出たことがないので6月のK-1に出させてください」と、K-1出撃をアピールした。

 そして「夢だった」という武尊に肩車してもらっての写真撮影を行い、固く抱き合った。


予告通りのローキック攻めを見せたK-Jee(左)

▼第6試合 初代Krushクルーザー級王座決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
〇K-Jee(28=K-1ジム福岡チームbeginning)
KO 2R 1分13秒 ※飛びヒザ蹴り
●工藤勇樹(34=エスジム)
※K-Jeeが準決勝へ進出。

 新設されたクルーザー級の王座決定トーナメントが今大会から開幕。K-Jeeは、K-1初代クルーザー級王者決定トーナメントに出場し3位という実績を残した、トーナメントの本命と呼び声高い。工藤は空手と日本拳法を経てキックボクシングに転向し、これが42戦目のベテラン。

 1R、K-Jeeは前日会見で予告した通りに重いジャブと左ロー、工藤は左右に構えを変えながら右ローと左ミドルを蹴る。K-Jeeは左ボディブローも打つ。

 2R、K-Jeeが飛び込んでの左フックから顔面への右ヒザでダウンを奪う。立ち上がったところにK-Jeeが飛びヒザ蹴りでダウンを奪い、これも前日会見で予告した通り、2RでのKO勝ちを飾った。

 K-Jeeはマイクを持つと「クルーザー級が今日から出来て、人数が少ないし実力の差も少ないから、とりあえずみんなKrushに上がって来い」と呼び掛けた。

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・王者・西京春馬はK-1王座挑戦目論む、挑戦者・江川優生は「人生を変えたい」

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