【Krush】江川優生が涙の初戴冠、3人の新王者誕生
Krush実行委員会
「Krush.97」
2019年1月26日 (土)東京・後楽園ホール
▼トリプルメインイベント第3試合(第9試合) Krushフェザー級タイトルマッチ 3分3R延長1R
●西京春馬(20=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krushフェザー級王者)
判定0-2 ※29-30、29-29、28-30
〇江川優生(20=POWER OF DREAM/挑戦者)
※江川が第4代王座に就く。西京は2度目の防衛に失敗。
西京は2014年に16歳でプロデビューすると、2015年にK-1甲子園で優勝。2017年10月に小澤海斗に勝利して王座に就いた。その後、現K-1 WORLD GPフェザー級王者・村越優汰に判定勝ちして初防衛。昨年の第2代K-1 WORLD GPフェザー級王座決定トーナメントでは決勝に進出するも、再戦となった村越との決勝で両足がつって試合続行することが出来ず無念のTKO負けとなった。今回が再起戦となる。
江川は2017年10月からフェザー級に階級を上げ、3勝(2KO)1敗でタイトルマッチまでたどり着いた。左フックを主武器に顔面とボディを打ち分けるコンビネーションパンチを得意とする。通算戦績は9勝(6KO)2敗1分とKOが多い。
1R、サウスポーの西京が左ミドルで先制。江川は強打を連打で叩き込み、西京はガードして右フックを打ち返す。お互いの速いパンチが交錯したが、手数と前へ出る勢いは江川が優る。
2Rも両者の速いパンチが交錯する。距離を詰めて連打をまとめる江川。西京は離れると左ローとミドルを蹴っていく。同時に出した左フックは江川がヒット。西京は江川の連打をしっかりガードして打ち返す。
3R、西京は左右ストレートを打ち込んで左ミドルやヒザにつなげる。江川はボディブローで応戦。打ち合いの中でヒザを突き刺す西京。しかし江川も強い右を打ち返し、左右フックをヒットさせる。最後の打ち合いは江川が有利か。
勝敗は判定に持ち込まれ、判定2-0で江川が勝利。涙を流す江川に、リングサイドで見ていた同門のK-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹も思わず男泣き。
江川はマイクを持つと「自分がこのベルトを巻いて立っているのが夢のようで、ここまで導いてくれた古川会長に感謝しています。ベルトを獲って今がスタート地点だと思っているので、もっと強くなってKのリングでベルトを獲りたいです」と、次はK-1王座を目指すと涙ながらに宣言した。
▼トリプルメインイベント第2試合(第8試合) Krushスーパー・ライト級王座決定戦 3分3R延長1R
●松下大紀(22=K-1ジム川口TEAM SIRIUS)
KO 2R 36秒 ※左ミドルキック
〇鈴木勇人(29=K-1ジム五反田チームキングス)
※鈴木が第7代王座に就く。
アマチュアで無敗、プロでは6勝(3KO)2敗1分でタイトルマッチにたどり着いた鈴木と、9勝(7KO)4敗1分の戦績を持ち、3連続KO勝ちでタイトルマッチを迎えた松下が王座を争う。両者はリング中央で向かい合うと、額と額をくっつけてのにらみ合いを展開した。
1R、サウスポーの鈴木は高めと低めの左ミドルを蹴り分ける。松下は距離を詰めると左ボディブロー連打から顔面連打。離れると再び鈴木は左ミドルを蹴っていく。松下は顔面にパンチを集めてボディへのパンチ連打とヒザ蹴り。
2R、鈴木が左ミドルから左ヒザ蹴りを突き刺してダウンを奪う。再開後、パンチを打とうした松下に鈴木の左ミドルがズバリと決まり、松下は崩れ落ちる。レフェリーは即座に鈴木のKO勝ちを宣した。
25歳からキックボクシングを始めた鈴木が9戦目でベルトを巻き、「念願のKrushのベルトを巻くことが出来ました。自分一人の力ではここまで来れなかったと思います。サポートしてくれた皆様ありがとうございます。松下選手、パンチが強くてストレートもらった時に左目が見えなくなってしまってヤバいと思いました。これからも強くなって見ている人に感動を与える試合をしたいと思います」と宣言した。
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