【修斗】岡田遼が祖根寿麻を初回KO、新王座に就く
サステイン
「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 開幕戦」
2019年1月27日(日)東京・後楽園ホール
▼メインイベント 第11試合 修斗環太平洋バンタム級タイトルマッチ 5分3R
●祖根寿麻(ZOOMER/王者)
KO 1R 4分58秒 ※パウンド
〇岡田 遼(パラエストラ千葉/挑戦者・同級3位)
※岡田が第8代王座に就く。祖根は初防衛に失敗。
祖根は2013年に名古屋のMMA(総合格闘技)イベント『DEMOLITION』のDFXCバンタム級王座に就くと、2015年には沖縄の格闘技イベント『TENKAICHI』でもMMAバンタム級王座を獲得して二冠王に。2016年からは修斗に参戦、今年1月には修斗環太平洋王座を獲得して三冠王となった。8月にはRIZINに初参戦し、初代&第3代DEEPフライ級王者・元谷友貴と対決したが一本負けを喫して今回が再起戦にして初防衛戦。
挑戦者の岡田は2014年2月から9戦無敗の戦績を誇ったが、2016年11月の環太平洋王座決定戦で石橋佳大に敗れた。2018年11月大会で修斗初参戦のパンクラス・バンタム級1位・藤井伸樹との激戦を制し、ベルトへの挑戦権を掴み取った。
両者は2017年10月に対戦を予定していたが、岡田の怪我で試合が流れた経緯がある。この一戦が流れた後、祖根は王者となり、RIZINの大舞台も経験。岡田も戦線に復帰してから3連勝中と波に乗っている。
1R、両者ローの蹴り合い。祖根はボディも打っていく。岡田がテイクダウンを仕掛けていくが祖根はケージを背にして防ぐ。岡田がヒザ蹴りを放つと祖根はヒジ打ちで対抗する。
しばらくテイクダウンの攻防が続いたが、祖根が離れる。両者が距離を取って打撃を交わし残り時間わずかとなったところで、岡田が飛びヒザ蹴り。これはかわした祖根だったが、岡田は着地と同時に左フック。
これが見事に決まって祖根が崩れ落ち、岡田は追撃の右フックからパウンド。レフェリーがストップして岡田のKO勝ちに場内は大歓声に包まれた。
岡田はマイクを持つと「まず祖根選手、ありがとうございました。試合まではお互い喧嘩していましたが、今は何も全くないです。でも、このベルトは絶対に俺が持っていた方がいい。なぜなら彼よりも俺の方が修斗を愛しているから」と、試合前から何度も口にしていた“修斗愛”を再度アピール。
続けて「油断すると気を失いそうなくらい嬉しいんですが、チャンピオンは責任があります。防衛戦は義務です。守っていきます。でもこの階級にはもう一本ベルトがあるんですよ。憧れの2人が巻いたベルトをもう1回、鶴屋さん(パラエストラ松戸代表)の元に取り戻すことが俺の格闘技人生最後の仕事だと思います。なので2019年の岡田はこのベルトを保持しながら世界のベルトを獲りに行きます」と、ジムの先輩の松根良太と扇久保博正が手にした修斗世界バンタム級王座を奪取することを次の目標に掲げた。
▼セミファイナル 第10試合 フライ級 5分3R
●前田吉朗(パンクラス大阪稲垣組/同級修斗世界2位)
KO 1R 4分37秒 ※パウンド
〇清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A/同級修斗世界4位)
前田は長年日本の軽量級トップとして活躍している、この階級の第一人者。パンクラスで初代フェザー級王者、DEEPで第3代バンタム級王者の二冠経験を持つ。修斗世界フライ級王者・扇久保博正の首を狙い、2016年から修斗に本格参戦するも、未だ扇久保まで到達できていない。
対する清水もパンクラスの元フライ級王者。昨年7月大会では内藤のび太の弟・内藤頌貴に勝利、9月大会ではかつて前田を破っている新鋭・覇彌斗にKO勝ちと波に乗っている。2人は互いの試合前にはトレーニングパートナーとして支え合い、切磋琢磨してきた練習仲間でもある。
1R、前田は遠い距離からいきなり飛び込んでのパンチ連打とミドルキックで主導権を握る。清水がカウンターを狙うと大きく離れて警戒。しかし終盤、清水の右が一発当たると前田は飛びヒザ蹴りとパンチを連続で繰り返して猛ラッシュを仕掛ける。
清水もそれにパンチで応えて乱戦模様となったが、ケージ際に追い詰められた清水の右フックで前田が倒れる。すかさず清水が鉄槌を連打し、前田は足が伸びた状態で打たれ続ける。そこでレフェリーが試合をストップ。
だが、前田はすぐに起き上がると「なんでや? 終わり?」とストップに抗議。両陣営が荒れ狂う前田を止めに入る混乱状態となったが、落ち着きを取り戻すと清水と抱き合った。
清水はマイクを持つと「前田吉朗、最高だよ。今日は目玉から汗がいっぱい出ちゃいました」と勝利を喜ぶ。続いて「チャンピオン、いますか? いたら出てきてください」と、現・修斗世界フライ級王者の扇久保博正を呼び込む。
清水は扇久保を前に「天下を獲り損ねた男がよく出てきたな。お前にひとつ、面白いことを言ってやろうか」と挑発ムードだったが、「よろしくお願いします」と頭を下げての挑戦宣言。
すると扇久保もマイクを持ち、「5月やりましょう。以上です」と5月6日(月・祝)東京・後楽園ホールにて昼夜で開催される『プロフェッショナル修斗30周年記念大会』での対戦を約束した(公式決定ではない)。
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