【ベラトール】ハリトーノフvsミトリオンは無念の15秒ノーコンテスト
Bellator MMA
「Bellator 215」
2019年2月15日(金・現地時間)アメリカ・コネチカット州アンカスビル モヒガン・サン・アリーナ
▼メインイベント ヘビー級 5分3R
-セルゲイ・ハリトーノフ(38=ロシア)
ノーコンテスト 1R 15秒
-マット・ミトリオン(40=アメリカ)
ハリトーノフは2003年から10年にかけて『PRIDE』を中心に日本で活躍。アメリカの『Bellator MMA』には16年から参戦し、初陣ではまさかの16秒KO負けで不覚を取ったが、その後は他団体での試合も含めて5勝1ノーコンテストと好調だ。昨年10月には、元UFCのロイ・ネルソンから1R4分59秒KO勝ちを収めている。
対するミトリオンは16年に約4年間在籍したアメリカの『UFC』を離れ、Bellator MMAに参戦。翌年には元PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードルに1R1分14秒TKO勝ちを収め、注目を集めた。昨年は「Bellator MMA世界ヘビー級王座決定トーナメント」に出場したが、10月の準決勝でライアン・ベイダーに判定負け。これが新天地5戦目にして初黒星となり、今回の試合が再起戦となる。
1R、右構えのハリトーノフは開始直後に左ジャブ。左構えのミトリオンはステップしながら左ミドルを返すが、これがハリトーノフの急所に直撃してしまう。
ハリトーノフがうめき声をあげて倒れ込むと、レフェリーがいったん試合を止めてドクターチェックを要請。顔が紅潮して汗も滲むハリトーノフは、苦悶の表情のまま立ち上がることができず、続行は不可能となり、ストレッチャーに乗せられてケージの外へ運び出された。
試合時間わずか15秒。偶発的なアクシデントによりノーコンテストという結果がコールされた。観客からのブーイングも聞こえる中、マイクを向けられたミトリオンは落胆の表情を浮べ、「最悪だよ。セルゲイが回復したらまた戦いたい。すべてのファンに謝りたいと思う。セルゲイとともに素晴らしい戦いを見せたかったんだ」と話し、「本当にすまない」と何度も謝罪した。
▼バンタム級 5分3R
○エドゥアルド・ダンタス(30=ブラジル/元Bellator MMA世界バンタム級王者)
判定3-0 ※29-28、30-27、30-27
●トビー・ミセッチ(30=アメリカ)
ダンタスは2016年にBellator MMA世界バンタム級王座へ返り咲くも、17年に迎えた防衛戦で、ダリオン・コールドウェルに判定負けし、2度目の王座陥落を味わった。さらに昨年7月の再起戦では、元UFCランカーのマイケル・マクドナルドに58秒KO負け。戦績を20勝6敗とし、今大会で連敗脱出を目指す。
対するミセッチはグアムの『PXC』で、13年に矢地祐介からKO勝ちを収めている実力の持ち主。戦績は10勝5敗で、勝ち星のうちKO・TKO勝ちが7戦というストライカーだ。昨年12月のBellator MMA初戦も、TKO勝ちで飾っている。
1R、左構えのミセッチは右ジャブを上中下に突き、右構えのダンタスはこれをかわしながら右ロー&ミドルを返す。首相撲を狙ったダンタスに対し、一気に身を引いたミセッチだが、勢い余って転倒。ダンタスはすかさず組みついてヒザ蹴りを入れ、テイクダウンからアームロックを狙った。
2R、ダンタスはミセッチのパンチのコンビネーションを落ち着いてかわし、意表を突くタックルからテイクダウンを決める。ダンタスはミセッチの上にまたがりながらパウンドを落とし、終了間際に背後を取る。
3R、足を使って動き回るダンタスに対し、ミセッチはしつこく追いかけながら右ジャブと鋭い左ストレートを飛ばすが、これ以上の連打が出ない。互いに見合った状態になると、鋭い右ミドルと左ローを蹴るダンタス。ミセッチは終了間際にはダンタスのタックルに捕まり、最後まで攻めあぐねた。ダンタスが手堅く判定勝ち。連敗脱出を果たした。
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