【Krush】打たせずに打つ、技巧派・玖村将史が新王者に
▼第5試合 初代Krushクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント一回戦Bブロック 3分3R延長1R
●OD・KEN(27=ReBORN経堂)
KO 2R 1分41秒 ※右フック
〇植村真弥(30=ウィラサクレック・フェアテックス幕張/WMC日本ヘビー級王者)
※植村が準決勝に進出。
KENはKO率が高いファイター(16勝12KO)で一撃必殺の右ストレートを持つ。Krushには2017年から出場し、3戦2勝だが全てKO決着。昨年開催された「K-1初代クルーザー級王座決定トーナメント」にも参戦、1回戦で、優勝し王者となったシナ・カリミアンに延長戦の末KO負けした。
対する植村は、破壊力抜群の左右フックを持ち味に、Bigbang、J-NETWORK、M-ONEなどのリングで活躍。昨年5月にはWMC日本ヘビー級王座を1R1分47秒の速攻KOで獲得した。
1R、KENが強い右ローを蹴っていくと植村は右のパンチを振るって前へ出る。KENも右ストレートを返し、至近距離での打ち合いになると植村の右フックでKENがダウン。立ち上がったKENは左フックをモロに喰らうも、顔面とボディにパンチを打ち分けていく。
2R、KENにロープに詰められると左右フックを振り回して押し返す植村。右ハイも華麗に蹴る。植村が左右フックを連打して叩きつけ、左フックでまたもダウンを奪う。崩れ落ちたKENは立ち上がれず、植村のKO勝ちとなった。
植村はマイクを持つと「トーナメントで優勝するために一生懸命に練習してきました。みんな応援してくれるのが嬉しくて頑張れます」と語った。
▼第4試合 フェザー級(57.5kg)3分3R延長1R
●佐野天馬(21=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangフェザー級王者)
判定0-2 ※29-29、27-30、28-30
〇TETSU(18=月心会チーム侍)
佐野はBigbangでフェザー級王者となり、中国遠征なども経て11カ月ぶりのKrush参戦。
1R、両者ともパンチをまとめてからのロー、左ミドルを蹴る。中盤を過ぎるとTETSUはガードの隙間からねじ込むようなワンツーを連打していく。佐野も打ち返すが、TETSUが的確に右フックを当てていく。
2R、TETSUは元気よく飛び込んでのパンチを当てに行く。佐野はじりじりと間合いを詰めていくが、先手を取るのはTETSU。そのTETSUが右ハイを蹴ると、すかさず佐野も左ハイを返す。近い距離でしっかりパンチを当てていくTETSU。
3RもTETSUがガードを突き破るワンツーを当てていく。先手を取られる佐野は何度ものけ反る。佐野はヒザ蹴りと左ミドルで勝負をかけるが、TETSUはそこにカウンターを合わせる。手数と有効打で優ったTETSUが判定勝ちを収めた。
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