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【柔術】宇野薫が階級別で優勝、2年ぶりMMA復帰を宣言

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2019/02/24(日)UP

アームロックで攻める宇野。無差別級で優勝は逃したが、紫帯マスター3フェザー級では優勝した

日本ブラジリアン柔術連盟
「第13回全日本マスター柔術選手権」
2019年2月23日(土)24日(日)東京・墨田区総合体育館

階級別初戦を一本勝ちで好発進の宇野

「第13回全日本マスター柔術選手権」に、元・修斗世界ライト級王者でUFCでも活躍したMMA(総合格闘技)ファイターの宇野薫(43=Nexusense)が出場した。

 紫帯マスター3(41歳~45歳)フェザー級(70㎏以下)の部に出場した宇野は初戦、上から絞めを極めて2分20秒で一本勝ちして好発進。そのまま勝ち進むと、決勝ではアウトサイダーを経てDEEPやGRACHANで戦うMMAファイター、咲間“不良先輩”ヒロトこと咲間宣人(パラエストラ八王子)との熱戦を制し優勝を果たした。

オープンクラス初戦、攻め込む宇野

 ここまでで3試合を戦った宇野だが、夕方から行われたオープンクラス(無差別級)にもそのまま出場。パスガードとニーオンザベリーによる得点で初戦を突破し、2回戦は僅差となったがパスガードによるアドバンテージポイントを上げ勝利する。

 そして勝ち進んだ準決勝で待っていたのが、同じMMAファイターで戦極やDEEPで活躍した奥野“轟天”泰舗こと奥野泰舗(CAVE)。今大会ミディアムヘビー級(88.30㎏以下)に出場した奥野とはオープンクラスならではの体格差&MMA対決となる。

奥野はハーフガードでとらえ、宇野を逃がさない

 試合は開始間もなくテイクダウンを決め、そこからパスガードも決めた奥野が先行。しかし反撃に転じた宇野は奥野にハーフガードを取らせると右腕にアメリカーナ(V1アームロック)を狙い、とらえたかに見えた場面もあったが、奥野も腕を縮め極めさせない。

 終盤、奥野は最後まで宇野の左足を挟んで抜かせず、これにより宇野の攻勢を阻んで終了。奥野が5-0、アドバンテージ1を上げて勝利し、宇野オープンクラスの結果は3位に終わった。

この日獲得したメダルを手に

 計6試合を戦った宇野は階級別の優勝には「勝ててよかったです」と安堵の表情を浮かべたものの、オープンクラスの敗戦には「最後は足が抜けなかったです」と悔しさを隠さない。

 柔術の試合には今後も出ていきたいと意欲を見せた宇野。2017年4月の修斗世界フェザー級タイトルマッチ以来(斎藤裕に判定負け)MMAの試合からは遠ざかっているが、この日の大会を終えると「今年は2年ぶりにMMAの試合もしたい、チャレンジしたいと思っています」とMMA復帰を宣言。

オープンクラス決勝で攻め込む奥野。優勝を果たした

「こうやって柔術に出ることで発見があるというか、絶対MMAにも生きてくると僕は思ってます。それを確かめる意味でもMMAにもう一度挑戦したいし、そういったことを出したいです」と柔術・グラップリングで培ったものをMMAで発揮したいと意気込みを語った。

「どこになるかは分からないですけれど、MMAの試合にチャレンジしたい」

 新たな力を得た、宇野復帰の舞台が注目される。

 なお、オープンクラスは宇野に勝利した奥野が決勝でもポジショニングで大量の得点を上げ優勝を収めた。

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