【NJKF】NKBとの対抗戦に二條司が勝利「キックボクサーとしての活動は大学卒業まで」
NJKF誠至会
「NJKF 2019 west 1st」
2019年2月24日(日)大阪市平野区民ホール
▼メインイベント 交流戦 スーパーライト級 3分5R
〇二條 司(NJKF誠至会/NJKFスーパーライト級4位)
判定3-0 ※50-47、50-46、49-47
●棚橋賢二郎(拳心館/NKBライト級1位)
NJKF西日本としては今年最初となる今大会のメインは、NJKFとNKBの交流戦。NJKFはNKB設立の中心を担いながら離脱し、以後両者の関係は途絶えていたが、一昨年11月、関係者の粘り強い努力により同じ関西で王者同士の対戦が実現し、正式に交流が再開された。
現在は関東の大会でも選手が行き来する状況となっており、その中で今回はNJKFスーパーライト級4位の二條司とNKBライト級1位の棚橋賢二郎が激突することとなった。
二條はキックボクシングのプロとしてのスポーツ推薦で国立和歌山大学に入学した21歳。ここまで9戦6勝(3KO)1敗という戦績で、昨年は2勝(2KO)1分の負けなし、しかも勝利は全て1RKOという好成績によりNJKFの年間表彰でも技能賞を受賞したばかりの注目株だ。
一方の棚橋はマッスルボディから繰り出す豪快なパンチで会場を沸かせ、過去にはINNOVATION、新日本キックなど他団体のリングも経験。昨年12月の日本キック連盟後楽園大会では高橋一眞の持つNKBライト級王座にも挑戦した実績を持つ。今回はNJKFのリングで実力を示すべく、新潟から乗り込んできた。
試合は両者のらしさが発揮される展開に。1R開始早々からパンチを振るって突っ込む棚橋に対し、183cmと長身の二條は蹴りで応戦しつつ、組めばヒザを入れる。後半にはハイキックも繰り出していく。
2Rには組み合った際のバッティングにより棚橋が左目をカットし、流血に見舞われるも試合は続行。1Rと同じく首相撲に捕らえた二條がヒザを連打すると、場内からは「オーイ!」「オーイ!」のかけ声が響く。
3Rも大まかな展開は同様だが、パンチから組んだ棚橋はフック、ボディを繰り出していく。二條も接近戦の中でヒザだけでなくヒジも見せる。後半には右ハイキックもヒット。3Rを終えてのオープンスコアはジャッジ3名とも30-28で二條を支持。
これがキャリア初の5R戦となる二條は、実戦での4R以降は未体験ゾーン。このあたりから、パンチで突っ込んだ棚橋がロープやコーナーに押し込む展開が増えていく。二條もクリーンヒットはもらわないものの、序盤に比べると棚橋の圧力にやや苦しげな表情を見せることも。
5Rも同様の展開で、二條は主導権を手放すことこそなかったものの、試合が進むにつれて棚橋のタフさが目立つ流れの中で試合終了のゴングを聞いた。
判定は三者ともに二條を支持し、交流戦はホームリングの二條に凱歌が上がった。リング上でインタビューに応えた二條は「思ってたよりしんどくて、最後フラフラで…何とか勝てました」とコメント。就職活動を控え、「キックボクサーとしての活動はとりあえず卒業まで。その後は就職した会社の状況次第」と決めているため、「今年いっぱいしかないんですけど、必ずその間にベルトを巻きます!」とファンに約束した。
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