【ABEMA】那須川天心が亀田興毅を圧倒、亀田は意地でダウン許さず
6月22日(土)、インターネットテレビ局「ABEMA」の企画『ABEMA3周年記念 1000万円シリーズスペシャルマッチ 那須川天心vs亀田興毅』において、初代RISE世界フェザー級王者・那須川天心(20=TARGET/Cygames)vsボクシング元世界3階級制覇王者・亀田興毅(32)の対戦が行われた。
現役バリバリのキックボクサー那須川に引退した選手とはいえ元ボクシング三階級王者の亀田がどちらが勝つか、ファンの間では盛り上がりを見せていた。
ABEMAによるファンによる勝敗予想を行い、現役時代さながらの亀田の盛り上げもあってか、徐々に変化。6月10日時点では那須川の勝利を58%のファンが支持していたが、20日には那須川45%、亀田55%と逆転。試合当日の直前投票では那須川46.1%、亀田53.9%となっていた。
今回の「ABEMA特別ボクシングルール」は12オンスグローブおよびヘッドギアを着用。3分3ラウンドのボクシングルールで、亀田が那須川をKO・ドクターストップすることができれば亀田が1,000万円獲得とされた。
試合は1R、両者サウスポーの構え。亀田は重心を低いクラウチングスタイルで前に圧力をかける。那須川は鋭い右ジャブを立て続けに2発ヒット。続けて左のアッパーを見せるが、亀田はバックステップで距離をとる。那須川の右フックをテンプルに受けた亀田はダメージを受けたかクリンチで一時避難。ラウンド終了間際にはロープ際に詰めた那須川がコンビネーションを見せ亀田を追い詰める。
2R、フットワークを使い的を絞らせず、ジャブから左ボディストレート、アッパーを打ち分ける那須川に亀田は手を出せない。ラウンド終了5秒前には那須川が右ジャブの連打。それに合わせ大きく右フックを振るった亀田だが、那須川は足を使いかわしてラウンド終了。
インターバル中、亀田がヘッドギアを外すと那須川も応じるように脱ぎ去る。運営判断でノーヘッドギアでの対戦が許可され、両者ヘッドギア無しで3Rを迎える。
3R、さらに前傾姿勢になる亀田。フェイントをかけながら右ジャブを出すが、那須川の速いジャブに差し負け、顔面へのヒットを許す。ガードを固める亀田に那須川の左ストレートがヒットすると、亀田はダメージで足に来てコーナーに後退するがダウンせず持ちこたえる。攻め込む那須川に亀田の右フックがヒットし会場から歓声があがる。終盤はダメージのある亀田だったが、「来い!」というポーズを取り打ち合いに。この打ち合いで那須川の手数が上回ると試合終了のゴング。お互い抱き合い健闘を讃えあった。
試合を終えた那須川は「対戦を受けてくれた亀田興毅選手ありがとうございました」と、三階級制覇王者に敬意を表した。そして戦前予想で自らが不利という予想がされていたことに触れ「亀田有利で見返してやろうと思ったが、勝ち負け関係なく男と男のぶつかり合いができて楽しかった」と笑顔で答えた。
また、亀田戦の作戦については「このジャブが今回の作戦だった。練習した成果が出てよかった。しかし最後まで亀田選手は崩れなかった、意地というか男としての熱い気持ちを感じた。これで経験値が上がったので次戦のスアキムに負けることはないと思った」と来月のRISEで戦うムエタイ王者のスアキム戦に自信がついたと語った。
最後の“亀田劇場”を終えた亀田はマイクを握ると「ボクシング経験がそれほどないのに素晴らしい。「スピードもあるし目もいいし勘もいい。これから凄い楽しみ」」と那須川を絶賛。そして「亀田興毅としてはここで終わり」とけじめをつけ、これからの格闘技界を背負う那須川に期待をかけて最後の挑戦を終えた。
(写真:ABEMA)
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