【BOM】元蹴拳王者プーパンレック、強烈な右ミドルでWMC王座奪取
上原真奈と奥脇奈々が激戦、僅差で上原が王座を獲得 BOMプロモーション
『BOM- The Battle Of Muay Thai SeasonⅡ vol.3』
2019年6月23日(日) 神奈川・横浜大さん橋ホール
▼第7試合 WMC女子日本ピン級契約タイトルマッチ 2分5R
●奥脇奈々(エイワスポーツジム)
判定1-2 ※49‐48、48‐50、48‐49
〇上原真奈(NEXT LEVEL渋谷)
※上原が新王者に就く
奥脇は兄の奥脇一哉、竜哉・エイワスポーツジムと共に名門エイワスポーツジムで汗を流す。対する上原は沖縄出身で真樹ジム沖縄でキックキャリアをスタート。昨年上京し、初代J-GIRLS女王のグレイシャア亜紀や長らく女子軽量級トップクラスに君臨する紅絹(もみ)、新世代の旗手・小林愛三らが所属するNEXT LEVEL渋谷で日々研鑽を積む。奥脇も上原も21歳。フレッシュな次世代エース候補の一騎打ちとなった。
左ジャブでリズムを作りローや左フックを織り交ぜる奥脇に対し、左右ハイキックと大きな攻撃で自分の距離を維持する上原。要所で打ち終わりのカウンターを取り主導権を握りかける上原に、奥脇も強引な打ち合いに巻き込みペースを渡さない。
積極的な攻撃を見せる奥脇だったが、徐々に上原の体格、パワーに押される展開へ。どっしり構え首相撲からヒジ、崩しを決め奥脇の体力を削る。後半は両者積極的に打ち合いに挑み、上原は4Rにヒジとパンチの猛攻で奥脇を追い込みふらつかせると、5Rは奥脇が顔面を紅潮させながらワンツー、右ストレートをクリーンヒット。両者一歩も引かない攻防の中、終了のゴングが鳴り響いた。
判定はジャッジ1名が奥脇を支持。残りの2名が上原を支持し、スプリットの判定で上原が勝利。プロ8戦目にして初タイトルを獲得した。しかし勝敗こそ決したものの、女子同士の熱い戦いに会場は熱狂。両者には観客からこの日一番の歓声が贈られていた。
▼第8試合 WMC 日本スーパーフライ級(52.16kg)タイトルマッチ 3分5R(肘あり)
●高坂侑弥(エイワスポーツジム)
判定0-3 ※48-49、48-49、47-48
◯MASA BRAVELY(BRAVELY GYM)
※MASAが新王者に就く
両者とも2018年5月に『KNOCK OUT』に出場。ともに敗戦を喫したが、その後もキャリアを積み重ね、今回のタイトルマッチ出場のチャンスをつかんだ。
左ミドルを軸に攻めるサウスポーのMASAに、高坂は左右ローで反撃。MASAのプレッシャーに押され始めた高坂は徐々にミドルを被弾し、カウンターの縦ヒジの直撃を許す。中盤もMASAの左ミドル中心の組み立てに高坂は攻めあぐねるが、3Rには右縦ヒジを当て返しMASAの右頬をカット。ドクターチェックに追い込む。
しかし再開後もMASAは守りに入らず、高坂をロープに詰める。バリエーションのある攻撃でMASAをけん制する高坂だが、徐々に手数が落ちMASAの前進を食い止めきれない。
最終ラウンドも手数で押すMASAは高坂に右フックから左ヒジをヒット。試合を通して左ミドル、終盤にはパンチで高坂を圧倒したMASAが判定勝利を収め、WMC日本のベルトを腰に巻いた。
▼第6試合 WMC 日本ウェルター級(66.68kg)次期挑戦者決定戦 3分3R(肘あり)
○KAZU(蒼天塾/GTジム所属)
KO 2R0分14秒
●梅舘隆志(練馬チャンデットムエタイジム)
▼第5試合 WMC 日本フェザー級(57.15kg)契約 3分3R(肘あり)
○虎二郎・FLYSKYGYM(FLY SKY GYM)
判定2-0 ※29-28、29-29、29-28
●山田龍弥(北流会君津ジム)
▼第4試合 WMC 日本バンタム級(53.52kg)契約 3分3R(肘あり)
○村井雄誠(エイワスポーツジム)
KO 2R2分26秒
●ヌーリン・シッソー(トースームエタイシンジム)
▼第3試合 WMC 日本スーパーバンタム級(55.34kg)契約 3分3R(肘あり)
○森岡悠樹(北流会君津ジム)
KO 2R1分16秒
●ベンツ飯田(AIM HIGH)
▼第2試合 WMC 女子日本49.00kg 契約 2分3R(肘なし)
△竹井成実(エイワスポーツジム)
判定1-1 ※28-30、29-28、29-29
△坂本 優(CROSS×LINE)
▼第1試合 WMC 日本スーパーフライ級(52.16kg)契約 3分3R(肘あり)
●前田伊織(北流会君津ジム)
判定0-3 ※29-30、28-29、28-29
○IBUKI BRAVELY(BRAVELY GYM)
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